結核が8件(松江圏域3件、出雲圏域3件、浜田圏域1件、大田圏域1件)報告されて います。

報告患者数の月間合計は 　3月　2,325件　4月　1,477件 5月　1,327件（４週換算）。
○インフルエンザ ：(0.3)。　全県的な流行は14週に終息しましたが、中部、西部からは、引き続き報告が あります。
○感染性胃腸炎 ：(31.3)。昨年12月(65)のピーク時の半数になりました。特に流行の大きかった松江圏域 (99)も一定点報告数が(48)と少なくなりました。
○水痘 :(8.9)。先月(5.8)より多い状況です。特に松江圏域(20)で先月(12)に比べ増加しています。
○A群溶連菌咽頭炎 :(6.3)。出雲圏域(18)、雲南圏域(11)で、流行しています。特に出雲圏域では、21週に急 増しました。
○咽頭結膜熱 ：(1.7)。例年、5月から増加し6月7月に流行のピークがありますが、4月(1.8)から増加 していないようです。
○ヘルパンギーナ ：(2.3)。先月(0.9)より漸増しています。隣県の山口県(4.6)で流行しています。
○手足口病 ：(1.7)。益田圏域(5)、松江圏域(3)で漸増してきました。
○百日咳 19週に大田圏域で、10代1件の報告がありました。5月には広島県で流行がありました。

　急性出血性結膜熱の患者報告はなく、流行性角結膜炎は4名の患者報告がありましたが、両疾患とも県内で は流行していません。

　今月は性器クラミジア感染症が9件、性器ヘルペスウイルス感染症が3件、尖圭コンジローマが2件、淋菌感 染症が5件の報告がありました。ここ数年は報告患者数に大きな増減はありません。

○無菌性髄膜炎 ：出雲圏域で20週に10代１件の報告されました。
○マイコプラズマ肺炎 ：雲南圏域で1歳未満4件、1歳1件、7歳1件、20歳以上1件の計7件、報告されました。
○クラミジア肺炎 ：出雲圏域で20歳以上の報告がありました。
○メチシリン耐性黄色ブ球感染症 ：４１件。中部では少なかったです。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 ：４件。４月（７)に引き続き少なかったです。

　インフルエンザからAH1型(ソ連型)、AH3型(A香港型)、B型が、ヘルパンギーナからコクサッキーウイルスA2 型とA4型及びエコーウイルス18型が、咽頭結膜熱からアデノウイルス2型が分離されています。感染性胃腸炎 からはA群ロタウイルス、C群ロタウイルス、ノロウイルスGI、ノロウイルスGIIが検出されています。