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前月へ 島根県感染症情報(月報) 2008年4月 次月へ
県内情報週報の月集計データSTD・基幹定点月報全数報告疾患(全国)
1.県内感染症情報
1)全数報告感染症(1〜5類感染症)
 つつが虫病が1件(出雲圏域)、結核が6件(雲南圏域1件、出雲圏域3件、浜田圏域1 件、大田圏域1件)、麻しんが1件(隠岐圏域、0歳〜4歳)報告されています。
2)インフルエンザおよび小児科定点報告
報告患者数の月間合計は  2月 3,354 3月 2,325件 4月 1,477件(4週換算)。
○インフルエンザ :(1.7)。 週の定点あたり報告件数は全県では14週に0.77となり流行は終息しました。 隠岐は10週、東部と西部は15週に終息しました。中部は14週に一旦終息しましたが17週 (1.3)、18週(1.0)とごく小規模ながら再燃しました。今季はここまで計4,556件で流行は 比較的に小規模でした。
○感染性胃腸炎 :(41.3)。 前月の2/3に減り、昨年同期と同規模になりました。松江圏域(70)と隠岐 圏域(64)はかなり減少しましたが他地域より多い状況です。
○水痘 :(5.8)。松江圏域(12)、出雲圏域(5)、大田圏域(6)、益田圏域(3)で増加しました。
○A群溶連菌咽頭炎 :?(5.2)。出雲圏域(13)で流行し、松江圏域(5)、益田圏域(4)でも多いです。隣県の鳥取 県(18.3)で大流行しています。
○咽頭結膜熱 :(1.8)。松江圏域(4)と出雲圏域(2)でやや多いようです。
○手足口病 :(1.5)。松江圏域(3)と益田圏域(2)でやや多いようです。
○ヘルパンギーナ :(0.9)。松江圏域(2)で16週頃より漸増してきました。隣県の山口県(3.5)で早く流行が起こっています。
○百日咳 :14週に浜田圏域で7歳1件と10代2件が報告されました。全国的にはここ10年で最大の流 行になっています。
発生推移グラフ グラフ凡例
感染性胃腸炎報告推移グラフ 水痘報告推移グラフ
3)眼科定点報告
 急性出血性結膜熱の患者報告はなく、流行性角結膜炎は1名の患者報告がありました。
4)性感染症報告
 性器クラミジア感染症が16件、性器ヘルペスウイルス感染症が2件、尖圭コンジローマが2件、淋菌感染症が6件でした。
5)基幹病院報告
○無菌性髄膜炎 :出雲で15週に10代の1件、18週に20代の1件が報告されました。
○マイコプラズマ肺炎 :雲南で17週に10歳未満の2件、18週に20代の1件が報告されました。
○メチシリン耐性黄色ブ球感染症 :38件。いずれの地区も減少しました。
○ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 :昨年8月以来の一桁でした。
○薬剤耐性緑膿菌感染症 :70歳以上の2件が報告されました。
2.病原体検出情報(4月までの検出結果)
 咽頭結膜熱からアデノウイルス2型が、ヘルパンギーナからコクサッキーA2型とエコー18型が、インフルエ ンザからAH1型(ソ連型)、AH3型(香港型)及びB型が分離されています。また、感染性胃腸炎からはノロウイル スGI、ノロウイルスGII、A群ロタウイルス、C群ロタウイルスが検出されています。
2008年2月 から 2008年4月まで の診断名別病原体検出数:島根県保健環境科学研究所
ウイルス名アデノコクサッキーAコクサッキーBエコーインフルエンザA群ロタC群ロタノロウイルス合計
24216518Aソ連A香港BGIGII
感染性胃腸炎   11    3412847
インフルエンザ 1   270523    101
ヘルパンギーナ  3 11       5
咽頭結膜熱3            3
手足口病   1         1
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