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危険な動物に注意!3〜マムシ〜

 

 大満寺山や鷲ヶ峰一帯は、非常にマムシが多いところです、夏には谷川沿いの涼しい場所に多いのはよく知られているでしょうが、尾根筋も涼しい環境にあり注意が必要です。

 よく見かける場所は、比較的明るい開けた観察遊歩道です。

まだ日の高くない時間帯は、道の横にある岩の上でひなたぼっこをしたり、岩の下のくぼみなどでとぐろを巻いています、また、神原高原のような尾根沿いの草原も大好きです、枯れ草などの上でひなたぼっこをしている姿を見かけます。

 

 もし、コースで見かけたら、2mくらいの長い木の枝などを探し、枝先で軽く背中やしっぽを触るとコース外へ逃げて行きます。

強くたたくと、その場でとぐろを巻いて居座ることがありますし、ジャンプし向かってきますので注意して逃がしましょう。

 

 隠岐にはアオダイショウ、シマヘビ、マムシ、ヒバカリ、ヤマカガシ、ジムグリ、シロマダラなどのヘビが生息しています。

この中で毒ヘビはマムシとヤマカガシの2種です。

 

マムシに咬まれたら

 

 咬まれたら、連続して咬まれる場合がありますので、直ちに逃げましょう。できれば咬まれたのがマムシかどうかを確認しましょう。マムシであれば2本の牙の跡がはっきり残ります。

 咬まれた所を安静にするのが重要です。また患部を少し高い位置に保つことも有効といわれています。専用の毒吸器があれば吸い出すのが賢明です。口で吸い出す場合は、口内に傷がある人などは、体内に毒が入る恐れがあるので、注意が必要です。その傷口より10cmほど心臓に近い部分をタオルなど幅の広い物で縛り血行の鈍化を図るのも有効でしょう。注意することは、あまり強く縛らず指が1〜2本通る程度に縛り、血行を止めないことです。15分に1回は縛りなおし、30分くらい経ったら縛る場所をさらに上部に移動することです。血行を早めないためには、患者の精神的ショックを和らげることが必要です。お茶などを飲ませたり、励ますなどの配慮をし早急に病院へいくことが必要です。

(マムシもヤマカガシも強い毒をもちますが、おとなしく自ら攻撃してくることはありません。知らずに踏んだりした時に咬まれることがあります。ヤマカガシは首の部分から毒の粘液を出します、目に入るとひどい角膜炎をおこします。)

 

ヘビのからだの模様で種類を見分けよう

 

■シマヘビ

シマヘビ

 

目が赤く、4本のたてじまがある。1m以上

 

 

■アオダイショウ

アオダイショウ 

アオダイショウぼやけた4本のたてじまがある。1m以上

 

■マムシ

マムシ 

 

頭は三角で、からだ円型の模様がある。尾は短く、からだがずんぐりしている。1m以下

 

■ヤマカガシ

ヤマカガシ 

 

 ↑毒の粘液をだす

四角い黒はんがありからだの前のほうは赤みがかっている。

首すじは黄色い。奥歯に強い毒がある。1m以上

 


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