- トップ
- >
- 観光
- >
- 自然・景観
- >
- 自然環境
- >
- 島根の自然公園・保護・観察
- >
- 自然観察モデルコース
- >
- 鷲ヶ峰
- >
- 危険な動物に注意2
危険な動物に注意2
刺されたらどうする?
ハチに刺されたときの対処方法として、アンモニア水を塗って中和させるとよいなどの誤った情報がまことしやかに言い伝えられてきた。また、アロエやタマネギ、へクソカズラ、渋柿などの汁をつけるとよいといった言い伝えも古くからある。これらは、科学約根拠のないものとされており、指導者が行うべき対処方法とは言い難い。
ハチに刺された場合、次のような対応が必要である。
1.冷たい流水で患部を洗い流しながら、毒を血液といっしょにしぼり出す。
この時、専用の絞り出し器があると便利。
【ハチの毒液吸い出し器】
2.痛みやはれは、水や保冷材などで冷やす。
3.市販の抗ヒスタミン剤を含んだステロイド軟膏を塗る。
4.気分が悪くなったり息苦しくなったりした場合は−ショック症状の前兆の可能性が高い。すぐに病院に行き治療を受ける。
また、症状の重い場合には、あおむけにして頭を低くしたり、心臓に近い部分を縛る(但し、数分後には縛りをゆるめる)、タンニン酸などの蛋白凝固剤を塗るなどの対応も有効といわれている。
ハチアレルギーに注意!
ハチアレルギー体質の人は、何度か刺されているうちに、アナフィラキシーショックを起こし死亡することがある。ハチに刺されると体内に抗体ができ、毒に対する反応が強くなる。ふつう抵抗力がつくと思いがちだが全く逆で、刺されるたびに毒に対する反応が強くなり、ショック症状を起こすことがある。一度刺されたら、次からは注意が必要。重傷の場合、全身症状が起こるのは10分〜2時間以内といわれているので、1~2時間は様子を観察しよう。なお、アナフィラキシーを起すのは−部(4〜5%程度)の人である。
ハチ豆知識
・ハチが人を刺すのは攻撃ではなく防御である。
・警戒飛行してきたら速やかに退散。
・頭や目など黒いものをめがけて攻撃する習性あり。ひらひらするもの、純毛製のもの、毛皮なども要注意。
・もし頭などに飛来したら、払いのけずに叩きつぶす。
・香水、ファンデーション、整髪料などの匂いに対し敏感となる。芳香性のものは使用しないこと。
・針が残っていたら、つまんで取ってはダメ(針の中に入っている毒をさらに入れる恐れあり←ミツバチなどの場合)。
オオスズメバチは世界最大のスズメバチだ!(体長:女王バチ45mm、働きバチ37mm)
お問い合わせ先
自然環境課
島根県庁 自然環境課 〒690-8501 島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階 Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係) 0852-22-5348/6433(自然公園施設係) 0852-22-5347/6377/6516(自然保護係) 0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係) Fax:0852-26-2142 E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表) shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)