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 危険な植物

 

トリカブトの仲間

 

 

☆特徴
キンポウゲ科の植物で美しい花をつけます。多くのトリカブトの根には、アコニチンという成分があり、わずか3〜4mgで人を死なせる強い毒を含んでいます。春先に山菜と間違えて食べ、中毒を起こすことがあるので注意してください。中毒症状としては、最初に唇のしびれや吐き気が起き、ついで知覚・運動神経が麻痺します。重症の場合は、口から泡を吹き、呼吸麻痺を起こして死に至ることがあります。

★対処法
食べたものを吐き出し、医師の治療を受けましょう。未然防止としては、ニリンソウ、モミジガサと間違わないように特徴をよく覚えておくとよいでしょう。しかし、若葉のときは、詳しい人でも間違えることがあるので山菜採りには注意が必要です。

 


シキミ

 

シキミの写真

 
☆特徴
有毒植物であるが普通の場合、被害を受けることはありません。
しかし、ごくまれにシキミの実を砕いてクッキーにして食べて中毒を起こしたという実例があります。
 

センニンソウ

 

センニンソウの写真

 
☆特徴
9月ごろ、白い十字形の花をつけます。花弁のように見えるのはがくで、それにおしべとめしべがたくさんついています。花の終わった後、果実の先にふわふわした羽毛のようなものをつけます。センニンソウという名は、これを仙人のひげに見たててつけられたと言われます。
有毒植物で、皮膚にふれると水疱ができることがあります。
 


ツキヨタケ

 
ツキヨタケの写真

☆特徴
立ち枯れや倒木のブナに群生し、いかにもおいしそうな外観をしています。食用となるムキタケ、シイタケ、ヒラタケと似ているため、誤食して中毒を起こすことが多いようです。ツキヨタケは傘を裂いてみると、茎の根もとの肉に黒いシミがあるので見分けることができます。

対処法
食べたものを吐き出し、医師の治療を受けましょう。また、初めて食べるキノコは、採ったものを一度に全部食べずに2〜3個残しておきましょう。中毒を起こしたときの判断材料になります。
毒キノコの見分け方として、さまざまな俗説がありますが、これを信じてはいけません。毒キノコを見分ける一般的な方法はなく、個別に特徴を覚えるしかないのです。



ツタウルシ

 
ツタウルシの写真

☆特徴
秋には美しく紅葉するツル植物。しかし、ハゼやウルシ以上に毒性が強いので、肌の弱い人がさわるとかぶれる危険性があります。ツタの若葉とよく似た三つ葉をしていますので、きちんと見分けることが必要です。

ハシリドコロ

 
ハシリドコロの写真

☆特徴
鐘形で外側が暗紅紫色、内側が淡緑黄色の独特な花をつけます。ヒオスチアミン、アトロピン、スコポラミンといった猛毒成分を含み、日本の毒草の中でNo.1の位置を占めています。ハシリドコロは、全ての部位に毒がありますが、中でも地下茎が猛毒で、中毒を起こすと走り回って苦しむというところからこの名がつけられました。早春に山菜を思わせる若芽を出しますが、これを食べると幻覚症状をおこしたり、呼吸まひで死亡することもあります。

★対処法
食べたものを吐き出し、医師の治療を受けましょう。植物の特徴をよく覚えて見分ける能力を身につけることも大切です。しかし、若葉のときは詳しい人でも間違えることがあるので、山菜採りには注意が必要です。

 



ハゼノキ

 
ハゼノキの写真

 
☆特徴
戦国時代に果皮からろうを採るため、中国から移入された栽培植物ですが、今では野生化して人里の近くでふつうに見られます。小葉は広批針形または狭長だ円形です。葉には両面毛がなく、やや光沢があり、葉の裏面は粉白色をしています。果実は扁球形で白い光沢があります。樹液が皮膚につくとかぶれることがあります。



ハリギリ

 
ハリギリの写真

 
☆特徴
幹や枝に鋭いトゲがあるので、さわるときには注意が必要です。
 


ヤマウルシ

 
ヤマウルシの写真

☆特徴
小葉は卵形またはだ円形で、小葉の長さにかなりの差があります。葉の両面に短毛がありますが、とくに裏面の脈上に多く見られます。葉の裏面は、淡緑色をしています。果実は扁球形で、黄色の毛が密生しています。

★対処法
かぶれを確認したら、専門医の治療を受けること。また、何にかぶれたかを確認し、今後に生かすことが重要です。よくかぶれる人は、専門医で、パッチテストという方法で原因植物をつきとめておくとよいでしょう。

 

 ■ウルシに注意!

 

 

お問い合わせ先

自然環境課

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   Fax:0852-26-2142
   E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表)
           shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)