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天平古道自然観察路
- 所在地
出雲市矢尾町、日下町(地図【マップonしまね(外部サイト)】)
- 交通案内
1.公共交通
一畑電鉄高浜駅下車。600m北へ歩き、国道431号へ出ます。国道を西進し、500m行けば「天平古道熊見谷入口」の標識があります。それに従い歩き始めます。この熊見谷以外にも客垣谷、神門谷、谷田谷、鍛冶屋谷にも天平古道へ通ずる遊歩道が整備されています。
- 地域概要
天平年間(729〜748年)の昔から美保関・日御碕間に古道が通っていたという伝承がありました。矢尾日下活性化委員会と天平古道整備推進委員会が同古道を整備し、指導標、植物などの案内板を設置、1993年3月、伝承された古道は往時をしのぶ道として、また自然観察路として再生されました。
上述した熊見谷からの道を行く際は熊見谷、おたれ観音を必見しよう。県の名水に挙げられた水は、これからの道程に潤いを与えます。
東へ行くと急坂がありますが、それほど長くはありません。樹間からは出雲平野を遠望できます。1,000m程歩けば高浜八幡跡、更に矢尾峠へ通ずる道と交差します。矢尾峠は鰐淵寺へ行く際の道、参詣の道でした。
道が南へ巻く所、蔦岩が左にあります。客垣谷の向う展望が大変よい。廻田谷を巻きながら道が延び、その道は神門谷へ通じます。歩き始めて2.000m弱、右手に兜岩が見え、急坂を登れば神門谷堰堤があり、北面の展望がよく、休憩するには最適です。堰堤を左に見て下り、一度舗装道へ出て再び山道へ進みましょう。
歩き始めてほどなく、舗装道へ再び出て鼻高山へ行く道と合流します。更に下り天平古道は左に折れます。標識に従えば谷田谷川を横切る丸太橋があります。熊見谷から約3.000mまで東進したことになります。滑らぬよう丸太橋を越え、尾根を巻いて急坂を登ると左手が広く開けた尾根に出ます。この尾根をしばらく歩き、鍛冶屋谷へ道が巻いて、鳶巣方面へ行く道を別れ谷を下ります。歩き始めて約4.200m、高浜地区の天平古道は終わります。
高浜駅へは山手往還を行こう。この往還は国道431号が整備される前の幹線道路でした。途中久佐加神社ケヤキの名木がある栄泉寺に立ち寄り、「石垣とモクセイの道」と名付けられた約2km(久佐加神社から熊見谷まで)の往還をそぞろ歩くのも良い。
お問い合わせ先
自然環境課
島根県庁 自然環境課 〒690-8501 島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階 Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係) 0852-22-5348/6433(自然公園施設係) 0852-22-5347/6377/6516(自然保護係) 0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係) Fax:0852-26-2142 E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表) shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)