• 所在地

松江市東忌部町宮内忌部神社（鎮守の杜）（地図【マップonしまね（外部サイト）】）

• 交通案内

1.自動車

松江市街地から県道松江木次線（２４号線）を南下し、千本ダムを通り過ぎて２ｋｍ先

2.公共交通

ＪＲ松江駅から大東行きで約３０分

• 地域概要

　松江市の南方に位置し、雲南市と隣接する東西の忌部町は、奈良時代には「忌部神戸」とよばれ、出雲風土記に「出雲国造が代替わりするときに勾玉や菅玉などを作って朝廷にその玉を持参した。」とありますがその勾玉や管玉を産出していた地域です。

　その忌部町の中央付近に忌部神社があり、その隣は小学校です。広々とした境内、落ち着いた中にも厳かな雰囲気を醸し出しているのが、数種類のカシやタブノキ、スダジイなど照葉樹林を形成している木々です。

　特に、この地方では自生していないといわれている珍しい"イチイガシ"が２０本近くあります。最大級のものは神社左奥にある幹周りが５メートルを超す大木です。春先にはたくさんの枯葉がはらはらと舞い落ち、境内をいっぱいにします。秋にはその落ち葉をかき集めて焼き芋をしたり、実生（どんぐり）を拾ったりして子どもたちの自然体験の場ともなっています。

　杜では、カブトムシやクワガタムシなどの昆虫類、鳥類などが生息し、四季折々の季節感を楽しむことができます。また、杜を散策しながら新鮮な空気で深呼吸、清々しい気分を味わえます。

（平成１７年３月）