• 所在地

飯南町頓原（地図【マップonしまね（外部サイト）】）

• 交通案内

1.自動車

国道54号頓原交差点より県道吉田頓原線経由、約20分で門坂・位出谷駐車場に到着。山頂までは両駐車場から徒歩約2時間。

• 地域概要

　大万木山は、心弾く四季の里頓原を象徴する山であり、琴引山、沖の郷山に挟まれて、町の東方にたおやかな山容をみせています。

　国道54号を折れ、頓原の街を通り抜け、頓原川に沿って上流に進むと、約20分ばかりで山麓にある駐車場に到着します。

　ここから徒歩で山頂を目指します。この山頂を中心とした約50haは、100年以上を経過したブナ、ケヤキ、サワグルミ等の巨木が林立する落葉広葉樹林帯となっており、新緑の春、紅葉の秋、樹氷の冬と四季折々の景観をみせ、登山客の目を楽しませています。

　この標高1,218mの山頂への登頂には渓谷、権現、滝見の三つのコースがありますが、それぞれが遊歩道で結ばれており、すべてのコースを踏破できるように整備されています。

　渓谷コースはこのうちで最も美しいコースであり、途中には白煙を上げて落ちる龍門滝があります。権現コースは一番急峻で厳しい道ですが、中腹にあるこの山の守り神須佐之男命を祀った権現神社は、一見の価値があります。最後の滝見コースは、往時の備後の国との往還道でもあり、龍門滝と比肩する権現滝が、滝壷に白い飛沫を上げています。

　また、本山は県民の森のうち、「学びの森」として位置付けられており、170種あまりの豊富な樹林帯の中に、ツキノワグマ等の動物が生息していると共に、神戸川源流ともなるブナ林からの清流を受けた渓流には、オオサンショウウオ、ゴギ等の姿を見ることもできます。