• 地域概要

　物部神社は出雲の勢力を牽制するため、大和からこの地に移住させられた物部氏の一族が祖神を祀ったのが始まりだといわれます。石見一宮で一宮さんと呼ばれています。本殿は変形春日造で、出雲大社に次ぐ規模です。

　物部神社の左手にある参道の石段を上がっていくとやがて社に至ります。擬木の階段が自然探勝路として新たに整備されています。道幅も広く、子供会の自然観察会に利用されています。

　神社林であるため、照葉樹林が自然のままの状態で残されており、様々な植物が自生しています。また、周辺の植生が変化する中で、様々な小動物がこの林に集まって来ています。イノシシ、タヌキ、キツネ、ムササビ、イタチ等が観察されています。留鳥、渡り鳥類も多いです。祭神は白鶴に乗ってこの地に降りたと伝えられています。昔から鳥と縁のあった場所なのかもしれません。バードウォッチング、アニマルウォッチングに適しています。

　池には、モリアオガエル等の両生類が生息しています。