• 所在地

津和野町直地（地図【マップonしまね（外部サイト）】）

• 交通案内

1.公共交通

JR山口線・青野山駅で下車し、徒歩で中国自然歩道を約１時間程度。

• 地域概要

　地倉沼は、青野山の北東方向3.5kmにある、標高約430mの天然湖沼です。この沼は、西に張り出したで三角形状で、東西約250m南北150m、面積約4万m2です。

　沼の北側には青野崋山と同系とされている地倉山があり、地倉沼はかつて谷の出口でしたが、そこからの溶岩が西側の中腹にある谷口を埋めたためにできた堰止湖とされています。とくに沼尻にあたる西側一帯には谷口を埋めた証拠の溶岩が堆積しています。沼の水は、絶えず湖底の溶岩の隙間を通り、地倉沼登山コースの中腹の谷間から湧き水となって現れ、滝になって落ちていきます。そのため、沼は季節によって水量の変化が激しく、梅雨時期には満々と水をたたえるものの、秋には沼底のほとんどが乾いた顔をのぞかせます。

　日本の重要湿地500選に選定されておりモリアオガエルの生息地です。

　また、5月から6月頃には、青紫色の清楚な花を咲かせるチョウジソウが沼の岸に群生します。

　地倉沼

　チョウジソウ

（令和４年６月）