【目的】

　島根県の代表的な観光地である国立公園三瓶山で清掃活動を行い、ゴミのない美しい自然の維持を図るとともに、美化意識の高揚と自然保護意識の普及を図る。また、併せて、三瓶山の優れた自然に親しみ、自然を守る心を養う。

　今年も第37回クリーン三瓶（クリーン三瓶実行委員会事務局主催）に、自然公園指導員・自然保護レンジャーの皆さん24名と共に自然環境課職員10名で参加しました♪ヾ(●'∀'●)ノ♪

　当日は快晴♪♪三瓶山の自然を愛する団体やボランティアの皆さん、総勢約２００人での清掃活動となりました。

　また、今年から三瓶周辺の自然環境保全の新たな取り組みとして、近年増加している外来植物「ブタナ」の除去を計画しました(9・Д・)9

　外来植物はもともと三瓶山に生息していなかった植物を指し、平野部や海外など他の地域から、車のタイヤや登山者の衣服などに付着して持ち込まれます。在来植物よりも繁殖力が強い場合が多く、一旦進入すると人手で除去しない限り、どんどん生育域が拡大していきます。外来植物が拡がると、三瓶山にもともと生育していた植物の生育地が奪われ、在来種が少なくなったり、景観が大きく変わったりすることが懸念されます。

　さて、、今回除去の対象となった「ブタナ」はどんな植物かと言うと・・・

このようなタンポポによく似た花を付けます。しかし、タンポポと異なり、花の茎が30~60cmと長く、途中で枝分かれした先に花が付きます。草原環境を好むため、三瓶山での急速な増殖が懸念されており、優先的に除去すべき外来植物です。身近なところで、道路脇などでもよく見かけます。

【どうやって除去するの？】

ブタナは太く長い根を地中深くまで伸ばしています。除去する際は根を残らないよう、しっかり掘り起こし、掘り取ったブタナはビニール袋に入れて、周辺に拡散させないようにします。

クリーン三瓶で清掃活動を行うコースは６コースあり、みなさん好きなコースを選んで活動開始です♪
【コース紹介】

　西の原コース（Ａ・Ｂ・Ｃ）、浮布池コース、お手植えの松コース、三瓶外周路コース、山頂コース、三瓶自然館コース※ブタナ除去は西の原裾野で行いました。

ここからは西の原裾野コースと浮布池コースでの活動をお伝えしますヾ(*'▽'*)ﾉ

◆西の原裾野コース◆

　まずは、環境省自然保護官と三瓶自然館サヒメルの学芸員の方からブタナの除去について説明を受け、作業開始です！！

西の原裾野や車道沿いのブタナを、自然保護官やサヒメルの学芸員さんに教わったとおりに除去しました。

根ごと掘り起こしたら(ﾉ｡･ω)ﾉ＿すぐにゴミ袋に入れて種子等の拡散を防ぎます!!ｶﾞｰﾄﾞ┣o(･ω･)三(･ω･)o┫ｶﾞｰﾄﾞ

こんなにたくさんのブタナを除去することができましたv(-^∀^-)v

◆浮布池コース◆

こちらは西の原から浮布池まで往復約２キロのコースです(*・∀・*)

道路沿いの草の中や溝などに空き缶や空き瓶、お菓子の袋などが落ちているのを拾って行く内に両手のゴミ袋はイッパイに!!w(ﾟoﾟ*)w

他のコース選んでおられた方々も、拾ったゴミや除去したブタナでゴミ袋がイッパイになっていましたヽ(ﾟДﾟ○)ﾉ

約２時間の清掃活動で回収されたゴミは、可燃ゴミ約30キロ、不燃ゴミ約50キロ、ブタナはなんと！約130キロ！！ぉおΣ(ﾟﾛﾟ屮)屮合計210キロになったそうですヾ(￣0￣；)ノ

「自分の出したゴミは持ち帰る」という気持ちをひとり一人が大切にし、これからもこの美しい三瓶の自然を守っていきたいですね*･'(*ﾟ▽ﾟ*)'･*: