平成２５年６月１７日、一般の方から「西中国山地国定公園内(匹見町広見)で県外ナンバーの車で来た人がササユリやチョウを採取していた」

　との電話連絡がありました。

　自然環境課職員が、地元の公園指導員と益田市匹見支所職員と共に現地調査を行ったところ、現地には数株のササユリがあること、

　土を掘り返したような痕跡が数カ所あること、多数のチョウがいる場所であることがわかりました。

土を埋め戻したような跡拡大すると・・・さらに、最近土を掘ったような跡国定公園内(匹見町広見)

　ササユリは、自然公園法により、自然公園内での採取が原則禁止されている植物です。

　残念ながら、今回はササユリが採取された可能性が考えられるものの、現場の状況から採取された植物の特定は困難でした。

　また、昆虫類については、今回は動物の採取が禁止されている地域(国立・国定公園内の特別保護地区)ではなく、

採取された種類も不明のため、採取が禁止されている昆虫(例：種の保存法「ヒョウモンモドキ」)であったかどうかの特定は困難でした。

　このため、今回は警察への通報は見送ることとしました。

　しかしながら、今回の事案については、自然公園内で違法採取がされた可能性があるため、益田市の広報(９月号を予定)で

　周知・注意喚起を図るとともに、地元の山の会の協力を得て、現地及び近隣の要注意箇所に注意看板の設置を予定しています。

　また、自然公園指導員及び島根県自然保護レンジャーに注意喚起の文書を送付しています。