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- 平成24年度姫逃池カキツバタ保全作業
姫逃池カキツバタ保全作業報告
○日時:平成24年6月10日(日)9:30〜11:30天候:晴れ
○場所:三瓶山北の原姫逃池
○参加者:三瓶自然館サヒメル・しまね自然と環境財団・大田の自然を守る会・NPO緑と水の連絡会議・大田市観光協会・環境省松江自然保護官事務所
・大田森林管理署・大田市・大田市教育委員会・三瓶青少年交流の家・島根県約50名
○作業目的
三瓶山北の原にある姫逃池は浮島や水辺にカキツバタが美しく咲き、「姫逃池のカキツバタ群落」として昭和43年に県の天然記念物に指定されました。
十数年前には、池の水が枯渇したこともありましたが、自然再生事業により水面が回復しました。
この時期はヨシ、ススキ、カンガレイといった背丈の高い植物に覆われ、カキツバタの生長は妨げられてしまいます。
草丈が急速に伸びるこの時期に除去すると、草の再生を防ぐ効果が高く、草丈の高い草の除草は、カキツバタに陽を注ぐことになり、
来年はきれいな花を咲かせることになります。
これらの水辺に繁茂する草の除去(刈り取り)と持ち出しにより、陽の光をあてカキツバタの生長を促し、また、池面の確保と植物体堆積による陸化を抑制し、
カキツバタの育生環境を改善します。
□作業の様子
午前9時30分
三瓶自然館サヒメルの井上学芸員から姫逃池のカキツバタの現状と作業手順と刈り取る植物について説明がありました。
毎年の保全活動の成果で、着実にカキツバタの株数が増えているとのこと(^_^)v
陸からの作業斑と池の中の作業斑に分かれての作業です☆
【陸上の作業の様子】
井上学芸員から、刈り取る植物、残しておく植物について説明を受け、いざ作業開始です。
取材のカメラを向けられながらも、みなさん黙々と作業を進めて行きます。
その頃、池の中の作業斑は…というと
【池の中の作業の様子】
姫逃池の水深は約1メートル☆胴長をはいての作業です!!
除去した洋種スイレンはボートに乗せて運びます┗(-_-;)┛
池の中で作業をしているとヒルが胴長を登ってきます・・・(゚_゚i)
姫逃池の水際や木の上に、数個のモリアオガエルの卵を発見ですO(≧▽≦)O
島根県ではレッドデータブックの準絶滅危惧NTに選定されているカエルです。
毎年、作業の際に見ることが出来ますが、今後もずっと見続けていけるように、環境を保全していきたいと感じました!!!!
極めつけはこの写真……ヘビ(ヤマカガシ)登場です( ̄□ ̄)
......\(><)/
□作業の後は…
大田の自然を守る会のご厚意により、美味しいジュンサイ汁、豚汁、おむすびをいただきました♪
作業の後のおむすびは格別☆疲れも吹っ飛びます(^_^)b
□最後に…
今回の保全活動は、天候に恵まれたこともあり、たくさんのボランティアの方に参加していただくことができました。
毎年の皆さんのご協力のおかげで、今年のカキツバタは過去最高の状態であったようです。
ということは…来年はさらにきれいなカキツバタを見ることができるハズ!!
来年のカキツバタを楽しみに、今年も作業終了です。
ありがとうございました。
お問い合わせ先
自然環境課
島根県庁 自然環境課 〒690-8501 島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階 Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係) 0852-22-5348/6433(自然公園施設係) 0852-22-5347/6377/6516(自然保護係) 0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係) Fax:0852-26-2142 E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表) shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)