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平成24年度自然保護関係の表彰
環境省や島根県では、多年にわたり自然環境保全に尽力されている個人や団体に対して、その功績をたたえるために各種の表彰を行っています。
平成24年度に自然公園関係や自然保護などで表彰を受けられた皆様をご紹介します。
「みどりの日」自然環境功労者環境大臣表彰
受賞者コウヤマキ保護育成会(吉賀町)
表彰式平成24年4月25日(水)於:新宿御苑内
環境省では、毎年4月15日から5月14日までの「みどりの月間」に自然環境の保全に関して顕著な功績があった方や団体を、自然環境功労者として環境大臣表彰を行っています。
平成24年度は、全国で個人16名、団体19団体の方々が表彰を受けられました。
島根県からは「保全活動部門」でコウヤマキ保護育成会が表彰されました。
コウヤマキは、高木の常緑針葉樹で、高野山一帯が古来自生地として有名です。
吉賀町のコウヤマキ自生林は山陰地方唯一の自生地で、町からごく近くの低山部に自生していることからも大変貴重な存在です。最近では、スカイツリーのデザイン監修の際に、コウヤマキの美しい姿がイメージされたことや、それが縁となり吉賀町のコウヤマキがスカイツリーの近くに植樹されたことなどが話題になりました。
コウヤマキ保護育成会は、昭和52年に、六日市コウヤマキ自生林が島根県自然環境保全地域に指定されたことを契機に、土地所有者により設立されました。長年にわたって、定期的にパトロールや、駐車場・登山道の除草、林内の倒木処理等を行い、自生林の保護育生に尽力されています。
環境保全功労者に対する知事感謝状
受賞者来海満義さん(松江市)、國井秀伸さん(松江市)、川本町みんなで守る谷戸の自然(川本町)
表彰式平成24年6月28日(木)於:島根県庁知事室
県では、環境保全(自然環境の保全及び快適環境の形成)に関し、特に顕著な功績のあった個人及び団体について、その功績をたたえ、知事感謝状を贈呈しています。
平成24年度は、個人8名、団体1団体が受賞し、自然保護関係では来海満義さん、國井秀伸さん、川本町みんなで守る谷戸の自然の個人2名、団体1団体が表彰されました。
来海満義さんは、長年にわたり、島根県自然保護レンジャーとして県東部の自然公園や中国自然歩道を中心に定期的にパトロールを実施するとともに、適宜倒木処理や清掃活動、自然公園利用者への指導を行うなど、自然保護活動に率先して取り組んでおられます。
國井秀伸さんは、長年にわたり、島根レッドデータブック改訂委員として県内全域の維管束植物(主に水生植物)の育生状況に関する調査、貴重なデータの提供と助言など、レッドデータブックの作成に貢献されています。また、平成22年3月に策定した「島根県希少野生動植物の保護に関する条例」に基づく指定種(オニバス、ヒメバイカモ)の保全活動に対しても積極的に協力しておられます。
川本町みんなで守る谷戸の自然は、長年にわたり、島根県の固有種で環境省や県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている希少植物「イズモコバイモ」の保護活動に努めるとともに、観察者へのガイド、専門家による観察会や学習会を開催し、自然保護の大切さや環境保全の普及啓発活動を実践しておられます。また、環境保全活動を通して、会員相互や地域住民との連携や融和による集落の維持活性化に貢献されています。
自然公園指導員自然環境局長表彰
受賞者鈴垣英晃さん(大田市)
表彰式平成24年8月1日(水)於:島根県環境生活部長室
環境省では、毎年7月21日から8月20日の「自然に親しむ運動」に併せて、自然公園指導員として永年にわたり活動され、特に顕著な功績のあった方を、環境省自然環境局長が表彰しています。
平成24年度は全国で84名の方が受賞され、そのうち島根県からは1名の方が受賞されました。なお、表彰の伝達は島根県環境生活部長が行いました。
鈴垣英晃さんは、多年、自然公園指導員として三瓶山において美化清掃や自然解説を行う他、三瓶山一帯の巡視を行い、公園内の事故防止に尽力されています。
また、地域の自然資源を活かした都市交流活動の中心人物としても活動され、身近な自然環境を守るための活動を地域全体で取り組まれています。
自然公園関係功労者環境大臣表彰
受賞者飯塚隆さん(出雲市)
表彰式平成24年11月10日(土)於:白山市鶴来総合文化会館クレイン
環境省では、自然に関する理解を深め、自然公園の適正利用を推進すると共に、自然を大切にする心を育むために、毎年自然公園ふれあい全国大会を開催しています。
平成24年度は11月10日に石川県白山市において自然公園ふれあい全国大会が開催されました。
この大会に合わせて、自然保護思想の啓発や自然公園の保護、その適正な利用などに永年にわたり尽力され、顕著な功績があった方を対象に、環境大臣から表彰がありました。
今年度は全国で22名の方(団体を含む)が受賞され、そのうち島根県からは飯塚隆さんが受賞されました。
飯塚さんは、永年、環境省自然公園指導員及び島根県自然保護レンジャーとして、自然公園内において巡視活動や利用者指導を行い、自然保護思想の啓発に尽力されています。また、登山道のボランティア整備に積極的に参加するなど、自然公園内の快適な利用を促進するために熱心に活動されています。
また、県が主催する合同パトロールや啓発活動、登山道のボランティア整備事業に意欲的に参加されています。
島根県各種功労者表彰
受賞者林謙治郎さん(大田市)、赤川ほたる保存会(雲南市)
表彰式平成24年11月26日(月)於:ホテル宍道湖
島根県各種功労者表彰は、地方自治、産業、文化等の様々な分野において島根県のために大きな貢献をされた方を知事が表彰するものです。
今年度は、全体で77名(団体を含む)の方が受賞されました。
そのうち、自然保護の分野では、林謙治郎さんと赤川ほたる保存会の1名、1団体が受賞されました。
林謙治郎さんは、永年にわたり、島根県自然保護レンジャー(自然公園等の適切な保護等を行うボランティア)として、大山隠岐国立公園三瓶山地域において、定期的な巡視活動や利用者指導、登山道の整備や清掃活動等を行い、自然公園内の安全で適切な利用促進や自然保護思想の普及に寄与されています。
また、環境省自然公園指導員、島根県立三瓶自然館インタープリター(自然観察介添人・ボランティア)も務め、幅広く自然保護活動を行っておられます。
赤川ほたる保存会は、雲南市大東町の中心部を流れる「赤川のほたる」を保護するため、ほたるの増殖放流や河川環境の保全の清掃活動を行い、併せて、観光資源としての活用を目的として、流域住民や地元団体を中心として組織された民間組織です。
かつてはホタル観賞の専用列車が運行された「赤川のほたる」ですが、昭和30年代から河川の水質悪化が進んだことから急速に減少しました。現会長の恩田氏が昭和50年からホタルの人工飼育に取り組み、昭和58年4月に保護活動の中心となる「赤川ほたる保存会」が結成されました。結成当初42人でスタートし、平成24年度の会員は個人会員195人と地元企業など14法人となりました。
主要な活動として「ほたる学習会の開催」、「ほたるの発生状況調査」、「ほたるの増殖と放流活動」、「赤川ほたる公園の整備と清掃」、「ほたる鑑賞バスの運行」、「かじかの保護活動」などを行っておられます。
お問い合わせ先
自然環境課
島根県庁 自然環境課 〒690-8501 島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階 Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係) 0852-22-5348/6433(自然公園施設係) 0852-22-5347/6377/6516(自然保護係) 0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係) Fax:0852-26-2142 E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表) shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)