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平成24年度違法採取防止合同パトロールを実施しました。

 

 

平成24年4月29日

 

今年も、横田山の会主催「カタクリ登山」に併せて、比婆道後帝釈国定公園船通山で

野生動植物違法採取防止を目的とした合同パトロールを実施しました。

 

自然公園指導員、自然保護レンジャーなどのボランティアの皆さん、森林管理署、

環境省、奥出雲町、県など関係機関が集まりました。

 

快晴の空の下、亀石コースのパトロールに出発です。

 

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パトロール開始早々、「スゲ」という植物が、根ごと抜かれ、放置されているのを発見。

昔は、葉が傘や蓑(ミノ)などに加工されていた植物です。

この地域での指定植物(※注釈規制をしなければ絶滅の恐れがあるため、

国立・国定公園、県立自然公園内で採取する場合は環境省や県の許可が

必要な植物)ではありませんが、島根の宝である自然豊かな国定公園内で、

根がついた状態で放置された植物に出会うのは残念なことです。

このスゲは、根がつくように、水辺に戻しておきました。

 

suge

 

 

その後は、順調にパトロールが続きます。

 

pato 

 

倒木に、キツツキの巣穴を発見。

パトロール中も、キツツキが木に頭を打ち付ける音が聞こえていました。

 

kitutuki 

 

 

ミソサザイの軽やかなさえずりが、パトロールについてきているように、

ずっと近くで聞こえていました。

声の主を発見!

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残雪の上に、うさぎの糞を発見。

 

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登山を開始して100分。もうすぐ山頂です。

 

pato

 

山頂に到着

カタクリの花が出迎えてくれました。

この日は7分咲き。たくさんの登山客が、カタクリの花を楽しんでいました。

santyo

 

山頂で、自然保護レンジャーや自然公園指導員などのボランティアの皆さんに協力していただき、

希少野生動植物の違法採取防止を呼びかけるチラシ、ワッペン、シールを配布しました。

                       啓発ポスター配布写真パート1   

啓発ポスター配布写真パート2

啓発ポスター配布写真パート3

 

 

横田山の会の皆さんが、毎年恒例の「カタクリの一生」の紙芝居を披露されました。

カタクリは花が咲くまでに7年以上の歳月が必要だそうです。

 

kamisibai

 

 

 

カタクリの花の写真パート1

 

カタクリの花写真パート2

 

 

 

リュックの上に蝶が止まった写真

 

 

下山は、滝コースから。

昨年の大雪で倒れた木が、ベンチに生まれ変わっていました。

 

滝の写真

 

この日の合同パトロールは、ボランティアの皆さん、関係機関の

皆様のご協力のおかげで無事終了。

ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

 

ただ、後日、植物採取の跡が発見されたという残念な報告が入ります。

植物採取に関する情報は、【国定公園内で違法採取を発見しました】のページをご覧ください。

 

 


お問い合わせ先

自然環境課

島根県庁 自然環境課   〒690-8501   島根県松江市殿町128番地 東庁舎3階
   Tel:0852-22-6172/6517(自然公園管理係)
        0852-22-5348/6433(自然公園施設係)
    0852-22-5347/6377/6516(自然保護係)
        0852-22-5724 (隠岐ジオパーク・自然公園活用推進係)
   Fax:0852-26-2142
   E-mail:shizenkankyo@pref.shimane.lg.jp(代表)
           shizen-koen@pref.shimane.lg.jp(自然公園許認可担当)