癒しをお求めの方、天然マイナスイオンいっぱいの滝を見に出かけてみませんか。

　「滝と言ってもどこへ？」と思われる方もいらっしゃると思いますので、見応えのある滝をご紹介します。それは雲南市掛合町にある「日本の滝百選」にも選ばれた龍頭が滝(りゅうずがたき)、八重滝(やえだき)です。

　龍頭が滝は滝谷川上流に位置し、杉並木と広葉樹林の中、岩肌に沿って３０ｍを落ちる雌滝と、落差４０ｍを垂直に落ちる雄滝とが水しぶきを上げています。雄滝の裏側には百畳あると言われる岩窟があります。真夏でも涼しさを感じる岩窟からは、水のカーテンを通して滝壺や杉並木を見ることができるので、是非入ってみてください。

　一方、「八重滝」は民谷川に懸かる八つの滝からなる渓谷で、自然林に囲まれた渓流美を楽しめるのが魅力です。八つの滝を順に見ながら遊歩道を歩くと、最後に八汐滝(やしおだき)と八塩滝(やしおだき)の二段滝が姿を現します。落差４０ｍほどのこの二段滝は、大万木山(おおよろぎさん)を水源とし、豊富な水流が水煙とともに音を立てて流れる様は迫力いっぱいです。

　まだ暑さの残るこの時期は、緑の中を流れ落ちる滝がいかにも涼しく、これから先、紅葉の季節には、黄色や赤の彩りが美しさを添えます。きっとあなたも癒されますよ。