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3.きゅうり

(1)要素欠乏・過剰

 症状名:カリウム欠乏症

作物・品種きゅうり
作型半促成、ハウス
撮影年次・場所平成5年5月・出雲市
撮影者伊藤淳次、引野千嘉志
発生経過多量施肥が続けられている圃場であり、土壌表面に塩類の析出が認められた。
 症状は下位葉から現われた。葉縁が黄化し、更に葉脈間にクロロシスを生じた。激化すると、葉脈を残して壊死した。
対応した内容及びその後の経過
作物体分析結果(K):上位葉0.93%下位葉0.89%※健全葉のK濃度は概ね1〜7%である。
土壌分析結果:pH7.6ECO.73mS/cm
交換性陽イオン(mg/100g)K2018,Ca0230,Mg0110
その他発生圃場は砂土であった。マグネシウム等の塩類濃度が高く、桔抗的にカリウムの吸収が阻害されたと考えられる。

葉脈間のクロロシス


資料:「野菜生育障害・病害虫現地診断の手引き」島根県農林水産部、1997年3月


 


お問い合わせ先

農業技術センター

島根県農業技術センター
〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
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