6.ハウス栽培技術
(3)ハウス構造
- アーチ型ハウス
アーチ型ハウスの構造を図3-28に示した。間口は5mが適当であり,植栽が谷部分になるよう並木植えとする。棟高は3.5m程度とし,加温栽培を行う場合は保温効率の向上と,燃料費低減のため二層カーテンを被覆する。また,夏期の高温による障害を回避するため,妻部あるいは天井部に大型換気扇を設ける。さらに,自動換気装置をサイド部分及び谷部分に設置することにより省力化が図れる。 - 屋根型ハウス
単棟屋根型ハウスの構造を図3-29に示した。このハウスは,平坦部の比較的立地条件の良い園に適しているため,間口20m,奥行き50m,軒高2m,棟高4.5m程度が一般的である。屋根型ハウスは換気効率に優れるものの,容積が大きいため加温栽培では二層カーテンを設置する。
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