- トップ
- >
- 農業技術センター
- >
- 技術情報
- >
- ハウスぶどう(デラウェア)栽培指針
- >
- エルノー液剤利用による二次伸び抑制
6.新梢管理
3)エルノー液剤利用による二次伸び抑制
エルノー液剤は、茎葉散布することにより植物体内にあるオーキシンの生成を阻害し、新梢伸長を抑制する効果がある。‘デラウェア’では、収穫後の二次伸び防止を目的に使用する。
第6ー5図は、早期加温栽培デラウェアの収穫後における二次伸びの抑制効果を見たものである。無処理樹は、8月下旬まで伸び続けたのに対し,処理樹は8月中旬には伸びが停止した。処理時期は、およそ園全体の新梢が5〜10cm二次伸びをしだした時である。処理濃度は200倍とし、茎葉に十分付着するように10a当たり200L散布する。なお、処理濃度が高かったり、9月以降外気温が低くなって散布したり、また、重複散布をすると、翌年には生育初期に奇形葉や奇形花穂が発生する。この原因は、結果母枝や古枝にエルノー液剤が残るためである。したがって、使用にあたっては充分に注意をすることが大切である。
(山本孝司)
お問い合わせ先
農業技術センター
島根県農業技術センター 〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380 nougi@pref.shimane.lg.jp <携帯・スマートフォンのアドレスをご利用の方> 迷惑メール対策等でドメイン指定受信等を設定されている場合に、返信メールが正しく届かない場合があります。 以下のドメインを受信できるように設定をお願いします。 @pref.shimane.lg.jp