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ハウス構造と付帯設備

2)ハウスの付帯設備

(3)天窓自動開閉装置


アーチ型ハウスでは早い作型の冬季〜春季にかけて谷間の開閉を行い温度調整をしている。また単棟屋根型ハウスやガラスハウスでは天窓を設置して換気による温度調節を行っている。
谷間や天窓の開閉は換気による温度調節、特に日中の温度上昇抑制の第一段階であり、超早期・早期加温栽培では天候にもよるが、春先までの比較的長期間の換気による温度管理は谷間や天窓の開閉だけで済むことが多く、これが自動化されれば朝夕の開閉作業がなくなり効果は大変大きい。
天窓の自動開閉装置はセンサーによって温度を感知し、設定温度以上にならないよう天窓の開閉をし、ハウス内の温度が下がるたびに天窓を閉じるためトータルのハウスの気密度が高くなり、炭酸ガス施用と連動すれば効果をより高めることにもなる。両屋根式単棟ハウスやガラスハウスでは既に一般化しており、今後新設する場合も同時に設置するのが望ましい。
アーチ型ハウスにも独立天窓の設置ができるが連棟のため設置に手間とコストがかかるのが難点である。また天窓の位置も低くなるため換気効果は大型の屋根型ハウスなどに比べると劣る。

 



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農業技術センター

島根県農業技術センター
〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
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