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ハウス構造と付帯設備

1)ハウス構造と資材

[両屋根式単棟ハウス]

 

 

 県内での普及は僅かであるが、島根農試ではブドウ栽培圃場の約半分がこのハウスであり、カキ、ナシでも導入している。建設費が同面積のアーチ型ハウスの2倍もしくはそれ以上かかるが、島根農試の両屋根式単棟ハウスの建設費は1.5倍程度である。耐用年数が長く、施設内の容積がアーチ型に比べ大きく、環境制御が比較的容易で、自動換気装置などの導入もしやすい。さらに作業労働の軽減効果も期待できる。またその構造上アーチ型ハウスと比較して耐積雪性にも優れる。耐風性も優れ40m/sの強風に耐えることができる。被覆労力の大きいのが欠点であるが、今後硬質フィルムの普及になどによりその欠点も改善されると考えられる。よって今後施設栽培が高度化するに従い、最も有望なハウスであると考えられる。
上記の長所を考慮すれば本県の‘デラウェア’に対しても、炭酸ガス施用や補光などの新技術と組み合せ、超早期・早期加温栽培を中心として高品質安定多収すればメリットが大きい。

 

両屋根式単棟ハウス


両屋根式単棟ハウス正面図



お問い合わせ先

農業技術センター

島根県農業技術センター
〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440
 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380
 nougi@pref.shimane.lg.jp
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