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10.温湿度管理

6)着色期〜成熟期

 

 果粒軟化期から収穫期までの昼温が果粒に及ぼす影響は、表9-5のように25℃で着色と果粒肥大が最も優れ、30℃以上の高温では着色、果粒肥大とも劣った。この時期の昼温は、果粒肥大期と同様25〜28℃に保つようにする。しかし、果粒肥大期よりさらに外気温が高くなるので、サイドの換気だけでは昼温を低く保つことができないため、谷間や妻面を解放してできるだけ好適温度に近ずける。
夜温についても、果粒肥大期と同様20℃に近いほうが、果粒肥大や熟期の促進に効果がある。また、表9-6に示すように昼夜温較差をつけたほうが着色は良好になる。この時期は、10℃程度の温度較差をつけるようにし15〜20℃で管理する。
着色期から収穫期の間を高い湿度にすると、果粉の着生が悪く商品価値が著しく低下するので、50%程度に保つようにする。
(安田雄治)

 

 果粒軟化期から収穫期までの昼温が果粒に及ぼす影響は、表9-5のように25℃で着色と果粒肥大が最も優れ、30℃以上の高温では着色、果粒肥大とも劣った。この時期の昼温は、果粒肥大期と同様25〜28℃に保つようにする。しかし、果粒肥大期よりさらに外気温が高くなるので、サイドの換気だけでは昼温を低く保つことができないため、谷間や妻面を解放してできるだけ好適温度に近ずける。夜温についても、果粒肥大期と同様20℃に近いほうが、果粒肥大や熟期の促進に効果がある。また、表9-6に示すように昼夜温較差をつけたほうが着色は良好になる。この時期は、10℃程度の温度較差をつけるようにし15〜20℃で管理する。着色期から収穫期の間を高い湿度にすると、果粉の着生が悪く商品価値が著しく低下するので、50%程度に保つようにする。(安田雄治)

 

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