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10.温湿度管理
1)生育限界温度
ブドウの施設栽培において、生育にとって好適な温度を把握しておかなければならない。‘デラウェア’における生育限界温度は表9-1に示すとおり、生育期によりかなりの違いがある。
a.高温限界
高温に最も強い生育時期は、落葉期と休眠期である。発芽期から新梢伸長期にかけては、一時的でも40℃以上の高温に遭遇させると障害発生の恐れがある。開花期における40℃以上の高温は障害の恐れがあり、結実にも悪影響を及ぼす。果粒肥大期の果粒は、高温に対して最も弱く高温障害の発生しやすい時期である。成熟期は、果粒肥大期に比べやや高温に対する抵抗力はあるものの、一時的にでも40℃以上にしないようにする。加温栽培では、昼温を最大限に利用して生育を進めるとともに、生育時期により抵抗力が違うので細かい換気が必要である。
b.低温限界
休眠期から発芽までは、低温に対する抵抗力が最も強い。発芽期以後は休眠期に比べ低温に対する抵抗力が徐々に弱くなり、開花期に最も弱くなる。果粒肥大期以降は、開花期に比べ抵抗力が強くなる。
お問い合わせ先
農業技術センター
島根県農業技術センター 〒693-0035 島根県出雲市芦渡町2440 TEL:0853-22-6708 FAX:0853-21-8380 nougi@pref.shimane.lg.jp <携帯・スマートフォンのアドレスをご利用の方> 迷惑メール対策等でドメイン指定受信等を設定されている場合に、返信メールが正しく届かない場合があります。 以下のドメインを受信できるように設定をお願いします。 @pref.shimane.lg.jp