18~22例目(4月26日確認)について
確認された18例目から22例目について、4月26日に開催した記者会見の詳細は以下のとおりです。
報道発表
1.概要
4月25日、出雲保健所管内の新型コロナウイルス感染症患者(17例目)の発生について公表したところです。その後、同保健所において濃厚接触者の健康調査(PCR検査)を実施した結果、新たに5名の新型コロナウイルス感染が確認されました。
2.健康調査結果
・【18例目】17例目の同居者
出雲市在住80歳代男性
症状:なし
・【19例目】17例目の同居者
出雲市在住50歳代男性
症状:なし
・【20例目】17例目の同居者
出雲市在住50歳代女性
症状:下痢、発熱(37.5℃)
発症日:4月25日
・【21例目】17例目の同居者
出雲市在住20歳代女性
症状:発熱(37.8℃)、咽頭痛、倦怠感
発症日:4月26日
・【22例目】17例目の同居者
出雲市在住10歳未満(乳幼児)男子
症状:上気道炎
発症日:4月26日
3.検査結果
4月26日午後3時新型コロナウイルス陽性確認
4.調査の状況
患者の行動調査及び濃厚接触者の健康調査を実施中です。
県説明
1.患者について
- 最初に、患者さんについて、申し上げます。
- 本日、陽性の患者が5名、確認されました。いずれも、昨日の17例目の患者さんの同居者です。
- 「出雲市在住」の、「80代の男性」、「50代の男性」、「50代の女性」、「20代の女性」、「10歳未満(乳幼児)の男児」であります。なお、乳幼児の患者さんは、保育所等に通っていないと聞いています。
- 患者さんは、2名が症状がなく、3名は発熱、下痢等の症状はありますが、「軽症」です。
- いずれも、17例目の濃厚接触者として、本日、検査を行ったところ、「陽性」が判明したものです。
- 明日、感染症指定医療機関に入院していただく予定で、現在、自宅待機中であります。
- 今回の新たな患者さん5名については、17例目の患者さんの行動調査とともに、併せて行動調査を行い、濃厚接触者の把握を進めています。
2.昨日の17例目患者さんの行動調査について
(1)次に、17例目の患者さんの行動調査の状況について、申し上げます。
(2)昨日から、出雲保健所において、行動調査を行ってきており、現在も継続して実施しているところですが、現時点で、次の対応を行っております。
- 本日、感染症指定医療機関に入院されています。
- 患者さんの自宅については、本日、消毒を実施し、安全性を確保しました。
- 昨日説明いたしましたが、この間、外出時はいつもマスクを着用し、発症前日の23日以降は、自宅から外出していないとのことです。
- 本日までの調査の結果では、現時点で、発症2日前までに、感染が拡大するような、施設等の利用は確認されていません。
- 本日判明した5名の患者の行動調査は、本日から行っています。
3.出雲保健所の体制強化
最後に、出雲保健所の体制強化についてです。
- これまで検体搬送等で3名の派遣をしておりましたが、本日、新たに行動調査業務に従事する獣医師1名、相談業務に従事する保健師1名の2名を出雲保健所に派遣しました。
- さらに、明日からは、行動調査業務に従事する薬剤師1名、事務職4名の職員5名を派遣することとしました。
- 出雲保健所内の人員を新型コロナウイルス感染症対策対応に重点的にシフトし、体制強化を行っていきます。
昨日、知事からもありましたように、松江市、出雲市と連携し、感染拡大防止に取り組んでまいります。
報道機関の皆様には、引き続き、患者さん、患者家族等への配慮・プライバシーを尊重した報道に、ご配慮をお願いいたします。
主な質疑
(1)17例目とその同居人について
Q.今現在、17例目との濃厚接触者は何人いるのか。
A.調査中。
Q.17例目の感染者の同居人調査がすべて終わったか。
A.はい。
Q.本日(4/26)から(5人の)行動調査を開始したということでよいか。
A.そのとおり。陽性が判明した時点から調査を開始している。
Q.17例目から一気に感染が拡大したという印象だが所感は。
A.同居者ということで感染したもの。
(2)17~22例目の調査について
Q.感染経路のくいとめが進んでいないのではないか。
A.行動調査をしっかり行っている。国の基準では家族(内で広がるの)はクラスターとして扱わない。
Q.17例目の感染者は客なのか、従業員なのか。
A.初発の感染者との接触したことを、17例目の感染者から聞いている。松江市の調査では、「利用者」ということになっている。
Q.今回は感染者の数が多く、濃厚接触者の調査に時間と作業がかかりそうだが所感は。
A.しっかり調査するため、出雲保健所の体制を強化した。今後も、必要があれば、更に強化していく。
Q.18例目から22例目までは、帰国者・接触者相談センターに連絡していてもよさそうなものだが、どうだったのか。
A.18例目から22例目は、発症は早くて25日であり、それまで、積極的に行こうと思わなかったのではないか。
Q.18例目から22例目は、17例目の発症による濃厚接触者として検査して判明したということか。
A.そのとおり。
Q.22例目は乳幼児ということだが、感染拡大につながる施設の利用はないということでよいか。
A.そのとおり。自宅で見ておられたと聞いている。
Q.18例目は、初めての高齢者の感染者ということでよいか。
A.そのとおり。
Q.22例目以外は、不特定多数と接触するような施設の利用はないのか。
A.調査中。
Q.17例目の感染者と、14例目、16例目との接触の経緯は。
A.接触したのは松江市内と聞いており、松江保健所に調査を依頼した。
Q.一度に3人が会ったということか。
A.17例目の調査では、そう言っていた。
Q.松江市に確認したところ、14例目、16例目の感染者は、1回目のPCR検査では陰性。2回目の検査で陽性となったということだが、3人とも自宅待機の期間中に外出
したということか。
A.そのとおり
Q.14例目と16例目のPCR検査を行ったのはいつか。
A.松江市から4月10日と聞いている。
Q.14例目、16例目、17例目の感染者の接触は松江市外か、飲食店等なのか。
A.松江市に調査を依頼中。
Q.17例目の感染者の発症2日前の行動は把握しているのか。22日からか。
A.そのとおり。
(3)県と松江市との連携について
Q.16例目の発生後、17例目の発生まで、松江市と県の連携がとれていなかったのではないかとの疑念が湧くが、松江市と連携すると言っているが、具体的にはどうしているのか。県は、松江保健所の情報を把握し切れているのか。
A.松江のクラスターについては情報が十分把握できなかったところがあり、県も応援要員を派遣するなどして把握に努めている。ピックアップされた濃厚接触者の情報は(そうした要員を通じて関係機関で共有するよう)全県体制で臨んでいる。
Q.17例目の行動調査は出雲保健所がやるのだろうが、実際には外出していたりするようだが、いつ頃、松江市から情報が来て、調査開始したのはいつなのか。
A.昨日までそうした情報の提供はなかった。松江市には、これまでの感染者について改めて調査を徹底するよう依頼したところである。
Q.松江市と県の連携はできていると考えているのか。
A.すべてではないが、エラーが起きた。そうしたエラーが起きないよう、今後も連携を強化する。
(4)その他
Q.出雲保健所には、昨日3名、今日2名、明日5名を派遣ということでよいか。
A.そのとおり。
Q.短期間でこれだけ感染が拡大したことへの危機感は。
A.当然、危機感をもっており、県としての体制を強化して臨む。
お問い合わせ先
薬事衛生課
島根県健康福祉部薬事衛生課 〒690-8501 島根県松江市殿町1番地 (事務室は松江市殿町2番地 第2分庁舎3階にあります) TEL: 0852-22-5260(水道係) 0852-22-6530(感染症対策係) 0852-22-5259(薬事係) 0852-22-6529(営業指導係) 0852-22-6292(食品衛生係) FAX: 0852-22-6041 0852-22-6905(感染症対策係) yakuji@pref.shimane.lg.jp