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麻しん(はしか)について

 はしか(麻しん)は一般に「はしか」とよばれていますが、正式には「麻しん」といいます。

 麻しんウイルスを原因とする感染症で、せき、くしゃみに含まれる麻しんウイルスの空気感染・接触感染などによって起こります。

 感染すると、脳炎や肺炎などの合併症を発症し、重症化することもあります。しかし、治療薬はありません。

 予防接種により免疫を付けることが唯一はしか(麻しん)から身を守る方法なのです。


<はしか(麻しん)の症状>

●麻しんウイルスに感染してから10〜12日程度経過してから症状が現れます。
カタル期

38〜39℃以上の発熱、咳、鼻汁、くしゃみ、結膜充血、めやにといった症状が出はじめ、

症状は4〜5日続きます。
感染力が最も強いのはこの時期です。

発しん期

口の中の粘膜(奥歯のすぐ横付近)に白いぶつぶつがあらわれると、一時的に熱は37℃台くらいに下がりますが、その期間は短く、ほとんどの人は翌日から首すじや顔に発しん(赤いぶつぶつ)が出はじめます。
熱は再び上昇し、39〜40℃台の高熱となり、3〜4日続き、発しんは1〜2日のうちに胸、腹、背中、手足へと広がります。

回復期 熱は下降し、症状は漸減します。
発しんは消退し、発熱から7〜9日程度で治癒します。

 

はしか(麻しん)の予防接種を受けましょう!

 はしか(麻しん)は発病すると高熱が続くなど社会的な損失も大きく、場合によっては死に至ることもある重い病気です。

 はしか(麻しん)の排除は世界で取り組まれており、日本もはしか(麻しん)を排除するために、様々な対策がとられています。

 感染力が非常に強い麻しんの対策として、最も有効なのは、その発生の予防です。

 そのため、定期の予防接種により対象者(生後12ヶ月以上24ヶ月未満の者及び5歳以上7歳未満で小学校入学前1年間にある者)の95%以上が2回の接種を完了することを目標に予防接種が行われています。

 

麻しんワクチン定期予防接種の対象者について

麻しんワクチン定期予防接種の対象者について
第1期 生後12か月以上24か月未満の者
第2期 5歳以上7歳未満の者であって、小学校入学前の1年間

※定期予防接種の対象の方は、無料で接種できます。

 

  • 予防接種法に基づく定期の予防接種についての詳しい問い合わせ先はお住まいの各市町村となります。

各市町村の予防接種担当課のページ

 

麻しん風しん予防接種の実施状況

任意でワクチンを接種するには

定期予防接種の対象者以外の方がワクチン接種をする場合には任意での接種となります。

県内の予防接種を実施している医療機関の検索ができます。

※「医療機能から探す」-「予防接種」を選択し、項目名「麻しん」または「麻しん及び風しんの二種混合」とし、検索条件を指定してください。

 

その他

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お問い合わせ先

感染症対策室