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エイジレス・ライフ実践事例及び社会参加活動事例
内閣府では、既に高齢期を迎え、又はこれから迎えようとする世代の高齢期におけるライフスタイルの参考としていただくために、エイジレス・ライフ(年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送る)を実践している高齢者、地域で社会参加活動を積極的に行っている高齢者のグループを広く紹介しています。
令和6年度活動事例の募集(※募集は終了しました)
内閣府では、令和6年度においても、エイジレス・ライフ実践事例及び社会参加活動事例紹介事業を実施されます。
(特に、高齢期を新しい価値観で取り組む事例やイノベイティブな取組、先進的な社会の実現に向けて参考になるような事例も募集します)
表彰対象として選考されましたら、推薦自治体を通じて、内閣府特命担当大臣名による書状と楯を授与されます。
1.募集する活動事例
(1)エイジレス・ライフ実践事例(個人)
次のいずれかを実践しているおおむね65歳以上の方の活動事例
(1)過去に培った知識や経験を高齢期での社会生活に生かしているもの
(2)高齢期に入る前から計画的に準備し、成果を上げているもの
(3)今までの職務や経歴にとらわれることなく、高齢期を新しい価値観で生きているもの
(4)地域社会においてリーダー的な役割を発揮しているもの
(5)若者や子育て世代を支援するなど、多世代が支え合う活動を行っているもの
(6)デジタル技術の活用で成果を上げているもの
(7)その他、広く全国に紹介することがふさわしいと認められるもの
※なお、活動期間は令和6年4月時点で1年以上のものとします。
(2)社会参加活動事例(グループ等)
積極的な活動を通じ、社会とのかかわりを持ち、生き生きと充実した生活を送っている、原則として構成員の数が10名以上で、かつ65歳以上の方が中心となって構成されているグループ等の活動事例
(活動分野)
(1)支え合い活動(若者へのカウンセリング、子育て支援、高齢者の見守りなど)
(2)生産、就業(起業及び起業のための支援を含む)(高齢者が行う専門的業務、軽作業、農業、サービス業など)
(3)教育、文化(教養講座、読書会、演奏活動、子供会の育成、郷土芸能の伝承、知見の諸外国への発信、外国との国際交流活動など)
(4)生活環境改善(環境美化、緑化推進、まちづくりなど)
(5)安全管理(交通安全、防犯・防災など)
(6)福祉、保健(在宅高齢者の生活支援、認知症高齢者への支援活動など)
(7)地域行事(祭りなど地域の催しものの運営など)
(8)デジタル技術を活用した社会活動
(9)その他、広く全国に紹介することがふさわしいと認められるもの
※なお、活動期間は令和6年4月時点で1年以上のものとします。
2.推薦方法
最寄りの市町村高齢者福祉担当窓口に、上記活動を行っている方の氏名またはグループ名、活動内容がわかるものをご提出ください。
自薦、他薦は問いません。
【締切】令和6年3月1日(金)
※締切は市町村により異なることがありますので、最寄りの市町村高齢者福祉担当窓口までお問い合わせください。
【推薦書様式】
- (別紙1−(1)(2))エイジレス・ライフ実践事例(総括表1)及び社会参加活動事例(総括表2)(Excel形式)
- (別記2−(1))エイジレス・ライフ実践事例推薦書(Word形式)
- (別記2−(2))社会参加活動事例推薦書(Word形式)
3.紹介事例の決定等
市町村から推薦のあった事例を県から内閣府に推薦し、内閣府に置かれた選考委員会において、紹介事例が選考されます。
エイジレス・ライフ実践事例として決定した方には「エイジレス章」、社会参加活動事例として決定したグループ等には「社会参加章」を章する書状が交付されるとともに、記念の楯が授与されます。
これまでの紹介事例
【令和6年度】
●社会参加活動事例(1グループ)
1.谷住郷100年マルシェ
(1)市町村名:江津市
(2)活動内容
コロナ禍をきっかけに「ふるさとを元気にしたい。」と地域の人に声をかけてまわり、有志によって始まったマルシェ。高齢化率48.5%の地域で、出店するのは約半数が高齢者だが、自分たちで準備をし、自分たちで片づけるというスタイルを続けている。毎月第1・第3日曜日に出店し、地域内外の人との交流や、出店者同士の交流により人の輪が広がっている。
活動はマルシェにとどまらず、音楽イベントを企画したり、地区外で開催したりと、型にとらわれることなく、意欲的に取り組んでいるグループである。
高齢化の進む地域において、高齢者の生きがいづくりや人との交流の場となり、地域全体に元気を与えている。
【令和3年度】
●エイジレス・ライフ実践事例(2名)
(1)氏名:三井サヨ(みついさよ)様
(2)市町村名:大田市
(3)年齢:95歳
(4)エイジレス・ライフの概要
農業のかたわら竹細工(背負い駕籠等)、藁草履(嘗てはワラジ、足中を僧職の修行用にとして、最近では飾りや置物用で販売)、しめ縄などの手づくり技術を修得した。しめ縄は神棚や正月の玄関飾りに使われ、今でも地元神社に納めるだけでなく近隣や知人に対しても販売している。今でも毎日作業を続けており、高い制作技能と精巧な作りのため、地元の文化祭などでは優秀作品としていつも展示の中心にある。
(1)氏名:松尾岩市(まつおいわいち)様
(2)市町村名:大田市
(3)年齢:95歳
(4)エイジレス・ライフの概要
一人漁(一本釣り漁)に従事する現役の漁師である。一人漁は体力と熟練技能を要する過酷な仕事のため、ほとんどの人は60~70歳代で船を降りるが、95歳の現在でも3.4トンの船を操縦して一人で漁に出て、夏には剣先イカ、秋~春にかけてはアマダイを狙う。ご本人は柔和・明朗な人物で、地域から親しみを持たれている人格者でもある。
【令和2年度】
・社会参加活動事例(1グループ)
1.笑学館利用者同好会(しょうがくかんりようしゃどうこうかい)
(1)市町村名:美郷町
(2)構成員数25名
(3)65歳以上の者の占める割合100%
(4)活動内容
地域の自治会有志で結成されたグループである。この地区では平成22年から高齢者の見守りや独居世帯の病院輸送同伴等、高齢者問題に対する取り組みを積極的に行ってきており、平成29年には高齢者の集える場として「笑学館」を建設し、地域に根差した活動を積極的に行っている。以来、グループの活動の輪と内容も広がり、高齢者の生きがい対策として、地域になくてはならない活動となっている。
【令和元年度】
・社会参加活動事例(1グループ)
1.出羽ひな街道(いずわひなかいどう)
(1)市町村名邑南町
(2)構成員数52人
(3)65歳以上の者の占める割合90%
(4)活動内容
公民館活動の一環としての教室による「出羽いきいき雛まつり」から、集落全体で明るく楽しい村おこしとして、高齢者による「出羽ひな街道」を始めたところ、県内外からも訪れる人が多くなり、帰りには近くの道の駅で農産物などの買い物で売り上げにも貢献している。また、他のひな祭り視察研修を行うことで交流も深まり、高齢者の生きがいに繋がっている。
【平成30年度】
島根県においては、社会参加活動事例等なし
【平成29年度】
・社会参加活動事例(3グループ)
1.東光台寿会銭太鼓同好会(とうこうだいことぶきかいぜにだいこどうこうかい)
(1)市町村名松江市
(2)構成員数18名
(3)65歳以上の者の占める割合94%
(4)活動内容
地域伝統芸能を通じ、会員の健康管理や会員同士の親睦と交流を深めることを目的とし結成され、全体練習を毎月2回行い、銭太鼓の演技の習得に努めている。
最近は用いる楽曲のレパートリーを増やし、踊りも取り入れている。銭太鼓を地元の高齢者福祉施設やイベントで披露することにより、高齢者や地域との親睦、交流を深めるとともに郷土芸能である銭太鼓の保存と普及を図っている。
2.家の光グループ(いえのひかりぐるーぷ)
(1)市町村名飯南町
(2)構成員数15名
(3)65歳以上の者の占める割合80%
(4)活動内容
地域の女性たち33名が、経済的豊かさの無い中、協同の心を家族で育む雑誌「家の光」を教科書に食生活の改善や伝統食の普及、水質浄化活動、営農など衣食住をテーマとした活動を開始した。30年以上継続され、生活の質の向上を図るとともに様々な地域活動として貢献してきた。近年は新たに会員が加わり活動を継続している。新会員を除く平均年齢は85歳であるが、活動での采配、力量等、若者を上回るパワーで地域に元気を与えている。
3.ひばりの会(ひばりのかい)
(1)市町村名吉賀町
(2)構成員数70名
(3)65歳以上の者の占める割合97%
(4)活動内容
童謡、唱歌を学ぶ目的で、地域の集いの場として結成。会員同士の交流を深めるとともに、会員自らの閉じこもり予防、認知症予防、ストレス解消や健康維持にもつながっている。また、特別養護老人ホームやデイサービス等へ訪問し、地域と施設との交流も行っている。また、障がい者施設のパン販売への協力や、会員の持ち寄った不用品を販売しその収益を共同募金に寄付するなど、地域福祉への貢献も積極的に行っている。
【平成28年度】
・社会参加活動事例(2グループ)
1.ほっき井戸端会(ほっきいどばたかい)
(1)市町村名松江市
(2)構成員数30名
(3)65歳以上の者の占める割合100%
(4)活動内容
仕事社会で頑張ってきた団塊世代の人たちが、定年後も生きがいを持って生活するためにほっき井戸端会を結成し、実社会での活動・生活で得たノウハウ・知識を地域で生かしている。平成19年度発足以来60回を超える講演会、勉強会や地域のイベントにも積極的に参加し、高い評価を得ている。
活動内容についてメディアを利用して情報提供し、地域外からもたくさんの方が参加するようになり、法吉地区の知名度向上にも貢献している。
2.はつらつ健康教室(はつらつけんこうきょうしつ)
(1)市町村名浜田市
(2)構成員数18名
(3)65歳以上の者の占める割合100%
(4)活動内容
認知症を予防し、寝たきりにならないよう、公民館の事業にあわせ活動を開始。地域の食生活改善推進委員や保健委員等と協働しながら活動を継続し、自主的に計画立案し、運営している。行政も後方支援として、教室開催時には血圧測定等実施し協力している。公民館での活動が中心であるが、月に1回教室便りを発行し、地域の方へも情報発信するなど、知識や経験を知恵袋として活かし、地域行事の中で中心的な役割を担っている。
【平成27年度】
- エイジレス・ライフ実践事例(1名)
(1)氏名樋野雅彦(ひのまさひこ)様
(2)市町村名安来市
(3)年齢73歳
(4)エイジレス・ライフの概要
還暦を機に、時代に乗り遅れないよう独学でパソコン操作を学び、その技術を「世の中に役立てたい」との思いから、ふるさと安来を紹介するホームページを立ち上げられた。2001年から14年間に渡り、市内の様々な行事等をこまめに取材され、編集後にHPにアップされている。市内はもとより県外の安来市出身者の方々にも大変喜ばれており、多くの方から感謝されている。
- 社会参加活動事例(3グループ)
1.忌部助け合いセンター「輪の会」(いんべたすけあいせんたー「わのかい」)
(1)市町村名松江市
(2)構成員数15名
(3)65歳以上の者の占める割合80%
(4)活動内容
「困ったときはおたがいさま」の精神から、一人暮らし高齢者等の生活上の困りごと(草刈り、電球の取り換え、家屋修理等)を有償で引き受けるボランティア活動を行っている。この活動は、単に困りごとの解決だけでなく、地域の見守りやネットワークづくりに重要な役割を果たしている。
また、活動者として支援する側の高齢者にとってもこの活動が社会参加の機会であり、自身の介護予防のひとつにもなっている。
2.こま(独楽)の会(こまのかい)
(1)市町村名松江市
(2)構成員数32名
(3)65歳以上の者の占める割合100%
(4)活動内容
地区在住の一人暮らし高齢者が仲間となり、生きがいをもって健康づくりをするために結成された。毎月のADL体操のほか、日帰りバス旅行や食品改善委員会との料理教室、認知症や防犯についての勉強会などを通じ、参加者の寝たきり予防や介護予防につながっている。会の評判が口コミで広まり、会員は増加しつつある。また、一人暮らし高齢者へ盛んに声かけすることにより、孤独感の解消や閉じこもり防止につながっている。
3.雑賀地区認知症見守りの会「ほっとさいか」(さいかちくにんちしょうみまもりのかい「ほっとさいか」)
(1)市町村松江市
(2)構成員数113名
(3)65歳以上の者の占める割合91%
(4)活動内容
市内でも特に高齢化が進む雑賀地区において、「認知症になっても安心して暮らしていけるようなまちづくり」をテーマに、住民が主体となって研修会、未帰宅事案発生時の緊急連絡網の作成や模擬訓練、ケアマネージャーとの意見交換会などを意欲的に取り組んでいる。
また、認知症に関わるケースに応じて関係機関との地域ケア会議を随時行うなど、地域課題への取り組みが先駆的に行われている。
【平成26年度】
・社会参加活動事例(2グループ)
1.相互支援クラブ(そうごしえんくらぶ)
(1)市町村名安来市
(2)構成員数45名
(3)65歳以上の者の占める割合100%
(4)活動内容
小学校や幼稚園からの授業支援の要請に対し、学校支援を円滑に行うため老人クラブ内に組織されたクラブで、授業支援を中心とした活動を続けている。学校の授業内容に応じて派遣し、実施後全員で反省会を行い、その結果を学校・幼稚園とも共有し、資質向上を目指している。活動は17年を超える長きに渡り、地域に根ざした活動を行っており、地域福祉の推進に貢献している。
2.日原手まり研究会(にちはらてまりけんきゅうかい)
(1)市町村名津和野町
(2)構成員数17名
(3)65歳以上の者の占める割合100%
(4)活動内容
平成11年9月に老人クラブの活動部会として発足し、伝統産品の手まりの手作り・研究、販売を通じて高齢者の生きがいづくりと認知症予防等の健康増進に取り組んでいる。現在は17名の会員が在籍し、日原中央公民館で開催する毎月の定例会での製作に加え、文化祭等の地域イベントでの展示、道の駅での販売など活動の幅を広げており、地域振興活動等に対する意識も高い。また、同会では若い世代への技術の伝承も視野に入れている。
お問い合わせ先
高齢者福祉課
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地
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