しまね流福祉のまちづくり活動団体知事表彰令和5年度受賞団体の概要
令和5年度しまね流福祉のまちづくり活動団体知事表彰式を行いました。
日時:令和6年2月2日(金)11時30分から12時00分
場所:県庁講堂
受賞団体名(所在地) | 活動の概要 |
---|---|
多伎元気な会(出雲市) | 元気なまちを次世代へ引き継ぐための活動 |
高浜地区慶人会(出雲市) | 住民参加型在宅福祉サービスによる支え合い活動 |
まるどマーケット実行委員会(海士町) | マーケットの開催をとおした地域交流活動 |
ふれあいサロン白鳥(隠岐の島町) | 食を通じた健康で安心して暮らせる地域づくり |
記念撮影
向かって左から
多伎元気な会様
丸山知事
高浜地区慶人会様
懇談の様子
多伎元気な会(出雲市)
■主要な活動とその成果
- 多伎町は、人口減少や少子高齢化に伴い、福祉サービス事業の縮小や撤退、商店の閉店、空き家の増加など課題は多岐に渡っています。
- 令和6年度には、待望の山陰道多伎~出雲間が開通し便利になる反面、素通りの町になる恐れがあります。そこで素通りにならない「まちづくり」をモットーに、令和2年、職業も年齢も違うメンバーが集ま り、“多伎地域が元気なまま次の代へ引き継ぐ”ための活動を始めました。
- 地域住民と地元の小学生とで多伎の未来を考える「ふるさとミーティング」や海岸清掃活動、新聞発行など様々な活動を行っており、地域住民の声を聞きながら、様々な事業に取り組んでいます。
■活動の様子
地域の子供たちの絵をTシャツにプリントしキララビーチに展示
多伎小学校での「ふるさとミーティング」
■受賞団体のコメント
将来への課題と大きな期待を有する多伎町を元気な町にしたいとの思いから、コロナ禍の真っただ中の令和2年12月18日、有志27名が自主的に集い設立したのが、「多伎元気な会」です。以来毎月18日に集まり、自由な発想の下、多種多様な活動を展開し、年4回は「多伎元気な会新聞」を全戸配布しています。
今後もこの表彰に恥じぬよう全町挙げてのまちづくりに取り組みます。
高浜地区慶人会
■主要な活動とその成果
- 高浜地区の高齢者人口は約1,160名と年々高齢化が進んでいます。高齢の一人暮らしや夫婦二人暮らし世帯が増加傾向にあるため、住民参加型在宅福祉サービス団体として「暮らし応援サークル」を発足させました。
- 高浜地区の高齢者を対象に、日常生活における応援事業として、屋外援助作業、屋内援助作業、外出援助を安心・廉価で行っています。
- 作業費は原則1時間500円、機器費(草刈機、軽四輪トラック等を使用)は1回1,000円に設定し、利用料金は全額協力会員に支払っています。
- 会員数は370名以上で、利用件数も年々増加し、活動の幅を広げています。利用者の方からは、感謝され、リピーターになる方も増えています。
■活動の様子
庭の樹木剪定後の片づけ
畑の除草後の片づけ
■受賞団体のコメント
この度の受賞、会員一同大変うれしく思っています。誠にありがとうございました。令和元年に高齢者のちょっとした日常生活の困りごとを応援するために、有償ボランティアサービスを立ち上げました。会員や地域の皆様のご支援等により順調に成長することができました。心より感謝申し上げます。
今後の活動において、受賞を大いなる励みとし、利用と支援の輪がさらに広がるよう尽力して参りたいと思います。
まるどマーケット実行委員会
■主要な活動とその成果
- 2020年、フランス在住経験がある実行委員会の立ち上げ者がフランスで開催されていたマルシェをヒントに、海士町を「食」で繋げたいと、まるどマーケット実行委員会を立ち上げました。12月にプレ開催を行い、翌年2月に第1回のまるどマーケットを開催。毎月第1土曜日を固定開催として毎月開催しています。
- 地域住民の参加を狙い、地域の運動場や公民館、保育園跡地など地域をめぐりながら開催し、地域の高齢者や子供たちを食で繋げています。運営費をかけず地域や社協、行政などにも物品を借りるなどして人や地域に助けられながら運営しています。
- 場の提供だけではなく、地域住民などと主体的にかかわることができています。
■活動の様子
にぎわっている様子
福祉施設での開催
■受賞団体のコメント
まるどマーケットは、海士町にて毎月第1土曜日の朝に定期開催している島のマルシェです。2020年12月に有志ボランティアが集ってスタートし、今年で4年目に突入しました。地域内のつながりづくり、住民のスモールチャレンジの促進などもテーマにしながら、島内に14ある集落に足を運んだり、他の事業所やイベントとのコラボレーションをしたりしてきました。
この度、そうした取り組みを認めていただき、実行委員一同大変うれしく思っております。海士町に遊びに来られる際には、月初めの土曜日にお越しください!お待ちしています!
ふれあいサロン白鳥
■主要な活動とその成果
- 昭和63年4月に始めた食を通じたボランティア活動をきっかけに、独居高齢者を対象とした昼食会や月1回の健康教室(調理実習)での配食等、さまざまな活動を行う「今津給食ボランティア」を平成4年12月に発足させました。
- その後、「ふれあいサロン白鳥」に名称を変更して活動を継続し、今年度で31年目を迎えています。
- 現在では、スタッフで献立の考案、食材の買い出し等の準備を行い、毎月第3木曜日に集会所において、スタッフにより約50食作っています。希望される75歳以上の方40名分を手分けして配食し、配食終了後は、スタッフで会食や片付けを行いながら対象者の気になったことを情報交換する等、暮らしの中で見守る活動となっています。
■活動の様子
配食・会食の準備
希望者にお弁当をお届け
■受賞団体のコメント
「温かい思いやりのある地域をつくりたい」との思いから始めた私達の活動が受賞となりましたことをありがたく嬉しく感謝申し上げます。平成4年12月に配食・会食サービスを始めてから50数名のボランティアが現在は15名となりました。この仲間がいたから継続出来たところです。
皆が自分の元気の源、そして生きがいとして今後も活動していきたいと思います。
お問い合わせ先
地域福祉課
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地(県庁第二分庁舎4階) TEL 0852-22-6822・5089 FAX 0852-22-5448 mail tiiki-fukushi@pref.shimane.lg.jp fukukan@pref.shimane.lg.jp(社会福祉法人に関すること)