しまね流福祉のまちづくり活動団体知事表彰平成28年度受賞団体の概要
平成28年度しまね流福祉のまちづくり活動団体知事表彰式を行いました。
日時:平成29年1月31日(火)13時30分から14時10分
場所:県庁知事室
受賞団体名と活動の概要:
受賞団体名 (所在地) |
活動の概要 |
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東出雲地区社会福祉協議会 (松江市) |
小地域見守りネットワークの構築や中学校との連携を図っています。 |
須佐自治協会 (出雲市) |
福祉ハザードマップの作製や炊き出し訓練の実施により地区住民の防災意識の向上や安全を自主的に確保できる取り組みを行っています。 |
青原共同会 (津和野町) |
アンケートに基づき、地域住民への助け合い活動の活性化を図り、「もっと住みやすい地域づくり」「地域福祉力を高める」活動を行っています。 |
【記念撮影(全体)】 【懇談の様子】
写真左から
・板垣裕悦さん(須佐自治協会会長)
・溝口知事
・野々内さとみさん(東出雲地区社会福祉協議会会長)
・三浦英治さん(青原共同会会長)
東出雲地区社会福祉協議会(松江市)
■主要な活動とその成果
・東出雲地区社会福祉協議会は正副会長3名と地域住民からなる32名の運営委員で構成されています。
●小地域見守りネットワークの構築
・平成11年度から始まった事業を社会福祉法人東出雲町社会福祉協議会から引き継ぎ活動しています。
・平成28年度は、東出雲町内を6会場に分け、地区内の福祉推進委員、民生・児童委員、主任児童委員、消防団その他福祉関係職員
が一同に会し、地区のマップに高齢者ほか見守りが必要な対象者についての情報共有を行いました。
・見守りが必要だと思われた対象者については、福祉推進委員、民生・児童委員、主任児童委員等が当該世帯を訪問し、本人の同意を
得た上で、見守りが開始されます。
・平成28年度現在で約50世帯の見守りネットワークが構築されています。
●中学校との連携
・東出雲中学校の生徒を対象に、町内福祉施設と連携してボランティア体験学習を行っています。
・東出雲中学校ボランティア部の生徒と活動報告会、勉強会を実施しています。
・東出雲中学校ボランティア部が行う地域清掃活動や東出雲地区社会福祉協議会が行う「東出雲いきいきフェスティバル」等の事業へ
相互にボランティアが参加し、活動協力を行っています。
小地域見守りネットワーク推進会議の様子ボランティア体験学習の様子(高齢者施設)
ボランティア体験学習の様子(保育施設)ボランティア部と各種団体が協働で行う
クリーン活動の様子
■受賞団体のコメント
この度は、光栄な賞を頂き、深く感謝申し上げます。
本会は、安心して暮らせるまちづくりを目指し、高齢者ほか見守りが必要な対象者の情報共有を行う「小地域見守りネットワーク事
業」や中学校と連携し実施している「ボランティア活動支援」など、地域と共に活動に取り組んでおります。
今後もみなさまのご支援ご協力を賜り活動を推進してまいりたいと思います。
須佐自治協会(出雲市)
■主要な活動とその成果
・須佐自治協会は、出雲市佐田町須佐地区にある、30自治体による連合自治会です。
・GIS(地理情報システム)に要支援者の住居位置、急傾斜・土石流警戒区域等を入力し、危険箇所を回避して安全に避難ができる
よう福祉ハザードマップを作製しました。
・作製した福祉ハザードマップの説明会を自治会ごとに行うことにより地区住民の防災意識の向上を図っています。
・今後は自治会単位での炊き出し訓練を計画しており、地区住民の安全を自主的に確保できる取り組みを行う予定です。
GISソフト地図太郎で作成した 研修会
福祉ハザードマップ(航空写真入り)(地域に潜む危険と要支援者情報は地域で共有)
万一の時は要支援者から!地域ぐるみの絆で!
地域住民と地域に潜む危険箇所調査 浄水器での飲料水づくり
防災士にアドバイスをいただいて
結果は福祉ハザードマップへ反映
■受賞団体のコメント
少子高齢、過疎化が進む山間地域に於いても最近の異常気象により、いつどこでどんな災害が起こるのかわからない状況にあります。
須佐地域に暮らす住民の安心安全を確保する方策を考えるとき、住民自らが自主的に支え合い、地域ぐるみで取り組むこととして、要
支援者情報、土砂災害警戒情報を入力した福祉ハザードマップを作製しました。
このマップを各自治体ごとに説明するとともに災害時に備えた行動のとり方や要支援者情報を地域内で共有することで、地域内の絆も
深めることができました。
今回の受賞を励みに更に安心安全な地域づくりに取り組む気持ちを新たにしたところです。
青原共同会(津和野町)
■主要な活動とその成果
・青原共同会は津和野町青原地区にある、地区の自治会役員、民生委員、福祉委員、女性委員、公民館長等で構成される組織です。
・長年、見守り活動や各種イベント等による地域住民への助け合い活動を実施してきました。
・平成24年度からは買い物ツアー、声かけ等を取り入れ、助け合い活動の活性化を図りました。
・平成26年には「もっと住みやすい地域づくり」「地域福祉力を高める」ことを目的に住民アンケートを行い、地域の意見を聞
きました。
・この住民アンケートを基に、サロン活動、買い物ツアー、買い物バスの運行、支え合いマップづくり、福祉としての防獣対策を
行っています。
・活動をとおして、協力員が増加し、積極的に事業に参加してもらえるようになっています。
お達者サロン(保育園児との交流) お達者サロン(鍋を囲んで)
買い物支援事業(買い物ツアー) 買い物支援事業(買い物バス)
■受賞団体のコメント
少しでも不安感を取り除くことにより、少しでもこの土地に住んでよかったと体感できる度合いを上げることによって、幸せ度が上が
ると信じています。
今回の受賞は島根県社協、津和野町社協のご指導協力はもとより、先人の青原共同会役員、委員の皆様の協力の賜物であると思います。
深く感謝し今後の活動の糧としたい。
お問い合わせ先
地域福祉課
〒690-8501 島根県松江市殿町1番地(県庁第二分庁舎4階) TEL 0852-22-6822・5089 FAX 0852-22-5448 mail tiiki-fukushi@pref.shimane.lg.jp fukukan@pref.shimane.lg.jp(社会福祉法人に関すること)