島根県内では、次のような詐欺事案が発生しています。

１概要は次のとおりです。

（１）電話口で、「県税務課の○○」などと名乗る。

（２）「県税還付金の手続きをしていないので、すぐ手続きするように」などと言ってくる。

（３）銀行やコンビニ店などのＡＴＭに行くよう指示し、携帯電話などを介し言葉巧みに振込操作をさせる。

（４）県税だけでなく、国税あるいは市税を名乗ることもある。

（５）最近は２度電話をかけるなど、手口が巧妙化しています。

　１度目の電話で「還付の通知が届いていないか」でなどと訊ね、２度目の電話でＡＴＭに誘導するなど手口が巧妙化しています。

２このほかにも、詐欺事案が発生しています。

（１）にせの納税通知書が自宅に届き、振込先に個人口座を指定してきた。

（２）自動車税が未納なので、指定口座に振り込むよう電話があった。

（３）自宅へ訪問し、未納がないのに現金を請求された。

３被害に遭わないないよう、次の点にご注意ください。

（１）納税通知書や電話等により、金融機関を指定して口座に振込みを求めることはありません。

（２）還付金の受取のために、ＡＴＭの操作を求めることはありません。

（３）税務職員が自宅を訪問する際は、徴税吏員証（顔写真付きの身分証明書）を携行しており、求めに応じて呈示します。

（４）税金を現金で受領する場合は、必ず領収証書を交付しています。

（５）不審な訪問、電話等がありましたら、下記の県民センターにお問い合わせください。

１にせの不動産取得税の納税通知書が出雲市内の居住者に届けられた事案

（１）にせの納税通知書は、封筒(角４：Ｂ５サイズ相当)に「島根県納税総務事務所出雲総務事務所」とにせの名称と実在の名称とを組み合わせた名称が印字されていた。

（２）同封された納税を促す添付書類にはにせの所長名「島根県納税総務事務所内出雲総務事務所長加藤●●」と印字され、本物そっくりの印影が使われていた。

（３）振込方法は、振込手数料が必要な都市銀行の個人口座を指定していた。

２県税を装って現金を振り込ませようとした事案

（１）島根県東部在住の方の自宅に電話。電話口で、「県庁の納税課から収納の代行業務を委託された業者」と名乗った。

（２）「自動車税が未納なので指定する口座に振り込むように」と言った。

（３）電話を受けた方が怪しいと思い、島根県東部県民センターへ電話して確認したところ、振り込め詐欺事案であることが判明した。

３県税還付をよそおった不審電話事案

（１）島根県東部在住の方の自宅に電話があった。

（２）電話口で、「県税務課のヨシムラ」（実在しない）と名乗り、「県税還付金の手続きをしていないので、すぐ手続きするように」と言った。

（３）電話を受けた方が怪しいと思い電話を切った。

（４）確認のため、県税務課へ電話をしたところ、不審電話事案であることが判明した。

４自宅へ訪問し、現金を詐取した事案

（１）島根県東部在住の方の自宅へ訪問。

（２）「お宅には車が２台あるから、２万円払ってください」と請求された。

（３）これに応じて２万円を渡してしまった。領収証書は後日送ると言っていた。