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腸管出血性大腸菌(O157、O26など)に注意しましょう!!

 平成24年5月下旬から6月上旬にかけて、腸管出血性大腸菌(O157)患者が連続して発生しています。

 腸管出血性大腸菌による感染症、食中毒に注意しましょう。

腸管出血性大腸菌とは?

 腸管出血性大腸菌は、通常の大腸菌とは異なり、病原性を持った大腸菌のひとつで、ベロ毒素を産生することを特徴としています。

 血清型では、O157、O26、O111などが知られています。

どうやって感染する?

 腸管出血性大腸菌は、本来は動物の腸管内に生息する細菌ですが、家畜や感染者の糞便に汚染された食品や水の飲食で人に感染します。

 感染源としては、井戸水、牛肉、生レバーなどが報告されています。また、調理用器具等を介し二次汚染した食物を喫食することで感染したり、患者や感染者(保菌者)の便が手指に付着し、それが直接口に入り感染したり、食物を扱うことで間接的に感染することがあります。

どんな症状?

 一般的な初期症状は、感染後4〜9日後に現れるへそから下腹部にかけての激しい腹痛と下痢で、血便になることもあります。また、重篤になると、溶血性尿毒症症候群(HUS)や血栓性血小板減少性紫斑病による腎不全や脳障害が起こることもあります。

腸管出血性大腸菌に感染しないために、次の点に注意しましょう!!

 ●食肉等を調理するときは、中心部まで十分に加熱(75℃・1分以上)しましょう。

 ●生肉や加熱不十分な肉を食べないようにしましょう。

 ●焼き肉をする場合は、生肉に触れる箸と食べる箸を分けるなど、箸の使い分けをしましょう。

 ●調理前、食事前、トイレ使用後には、必ず手を洗いましょう。

 ●調理器具の洗浄、消毒を十分に行いましょう。

 ●水道水以外の水(飲用井戸水など)は煮沸するなど、消毒してから使いましょう。

下痢等の症状がある場合には

 ●腹痛、下痢、血便等の症状がある場合には、早めに医療機関で受診をしましょう。

 ●トイレ使用の後には、石けんを使い、流水でしっかり手を洗いましょう。

 ●症状があるうちの調理は避けましょう。特に調理業務など食物を扱う業務に従事している方は、

 菌がなくなるまで就業制限がかかる場合があるので、感染しないよう十分に注意しましょう。

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〒697-0041 島根県浜田市片庭町254
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