野草に注意しましょう!
平成24年4月8日、北海道函館市でトリカブトをニリンソウと間違え喫食し、2名の方が亡くなりました。
また平成23年には、島根県でもチョウセンアサガオ、藤の実による食中毒が発生しました。
春は野草の育つ季節です。山菜採りを楽しみにしている方もいると思います。
しかし、野山に生えている野草の中には誤って食べると命にかかわる毒草も生えています。
毒草による食中毒を防ぐため、代表的な毒草を紹介します。
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トリカブト
□和名:トリカブト(キンポウゲ科トリカブト属)
□生態と特色
山地の樹陰や高地の草原などに生える。茎の高さは1m前後。形態に変化が多く、種類が多く、種分類が困難な一群である。花色は一般に紫色で、稀に白色、淡黄色などがある。全草にアコニチン系アルカロイドを含有する。ニリンソウ、モミジガザと間違えた事例もある。誤食すると口唇や舌のしびれに始まり、手足のしびれ、嘔吐、下痢、不整脈などをおこし、呼吸不全に至り死亡することもある。
□分布:日本各地。
チョウセンアサガオ
□和名:チョウセンアサガオ(ナス科チョウセンアサガオ属)
□生態と特色
一年草で、茎は直立し、多くの枝にわかれ、淡緑色で高さ1.5mほどになる。全草はほぼ無毛であり、葉は長い柄をもち卵形から広卵形で長さ8~15cm。8~9月頃、葉のわきに短い花柄をもった大きな白色の花が開く。全草にトロパンアルカロイドを含有する。根をゴボウと、葉をモロヘイヤ・アシタバと間違えた事例もある。誤食すると口渇、意識混濁、麻痺などがおこる。
□分布:世界中の熱帯、亜熱帯、温帯広く分布。
ドクゼリ
□和名:ドクゼリ(セリ科ドクゼリ属)
□生態と特色
草丈およそ1mに達する大形の多年草で、水辺や沼地などに自生する。中空の根茎をもち茎丈が大きいことが特徴であり、食用のセリと区別できる。しかし、葉の形状がよく似ていて生育環境も共通しているため、若葉をセリと間違う中毒事故が多い。葉はほのかな香りをもつが食用セリの独特の香りとは異なる。全草に猛毒のシクトキシンを含有しており、根茎をワサビと間違えた事例もある。誤食するとめまい、嘔吐、頻脈、呼吸困難等の症状が現れ、死亡する危険もある。
□分布:北海道から九州にわたる広範囲
(参考)
セリ
スイセン
□和名:スイセン類(ヒガンバナ科スイセン属)
□生態と特色
色や形の異なる多くの種類がある。多年草で、冬から春にかけて白や黄の花を咲かせるものが多い。
ニホンズイセンなどの日本種は12月から2月頃、ラッパスイセンなどの西洋種は3から4月頃に開花する。
葉はニラ、ノビルによく似ているため間違えやすい。全草にリコリンと呼ばれる毒が含まれる。誤って食べると吐き気、下痢などの症状が現れる。
□分布:関東地方以西の本州の暖地海岸に生える
バイケイソウ
□和名:バイケイソウ(ユリ科シュロソウ属)
□生態と特色
楕円形の大きな葉をもち、初夏に緑白色の花を多数につける。新芽の時の形態が山菜のオオバギボウシやギョウジャニンニクと似ており、中毒事故が多い。オオバギボウシの葉には葉柄があるが、バイケイソウの葉は無柄であるため識別できる。しかし、芽出し期にはわかりにくいため注意が必要。食べると苦みがあることも特徴。全草に有毒アルカロイドを含有し、加熱しても毒は消えない。誤食すると嘔吐,下痢,手足のしびれ,めまい等の症状が現れ、死亡する危険もある。
□分布:本州中部以北、山地から高山の湿った場所に生える
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