中山間地域研究センター農林技術部では、魅力ある林業の振興と、鳥獣被害から住民の暮らしと農林業を守るための調査研究等をしています。

　今回の研究報告会では、中山間地域の雇用と所得向上を図る上で重要な特用樹の生産に関する研究、循環型林業の定着・拡大を進めるため森林資源量の把握を効率的に行う研究、木材製品の高品質・高付加価値化を目的としたスギ大径材の利用に関する研究、中国山地で増加し循環型林業定着を阻害することが懸念されるニホンジカによる造林木被害の実態についての調査研究の報告と、造林をする際の苗木の保管や運搬を効率的に行うために開発した苗木専用バックについての情報提供を行いました。

プログラム（PDF形式：3,767KB）

　島根県中山間地域研究センター

• 日時令和６年２月１６日（金）９：００〜１２：００
• 場所島根県「職員会館」多目的ホール松江市内中原町52（TEL：0852-22-6100）

１「特用樹で森林所有者の副収入アップを目指せ！」

〜クロモジ、サカキ・ヒサカキ、コシアブラの活用〜

ー きのこ・特用林産科主任研究員 口脇信人

２「造林地におけるシカ被害の現状について」

〜拠点団地における被害調査結果〜

ー 鳥獣対策科主任研究員坂倉健太

３「リモートセンシング技術を活用した森林資源量調査の省力化について」

〜無人航空機型・地上型レーザによる林分材積計測技術の検証〜

ー 森林保護育成科主任研究員狩野敏規

４「島根県産スギ大径材の接着重ね材への利用方法の検討」

〜心去り正角４丁取り木取り案と中温乾燥による曲がり矯正の検証〜

ー 木材利用科係長村上裕作

【情報提供】

「コンテナ苗の出荷やドローン運搬を飛躍的に効率・合理化する技術を開発！（2023.12.特許出願）」

ー 森林保護育成科係長陶山大志

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　会場アンケートにて、発表資料の配布（公表）についてご要望をいただきましたが、試験研究の中途であり未確定な事項も含まれることから、配布（公表）はお断りさせていただいております。ご了承願います。

　これまでの研究の成果は研究報告等にまとめ、ホームページ等で公表しております。

　今回の報告内容、センターの研究等についてのご質問等は、各科へお問い合わせください。

• きのこ・特用林産科TEL：0854-76-3815
• 鳥獣対策科TEL：0854-76-3818
• 森林保護育成科TEL：0854-76-3823
• 木材利用科TEL：0854-76-3825

企画振興スタッフ（担当：嘉儀TEL：0854-76-3809）