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林野庁の研究発表会で林業用苗木の研究成果について発表し優秀賞を受賞

令和3年12月24日(金)曇り

 

 

 林野庁主催の全国研究発表会(11月18日、Web開催)で、中山間地域研究センターと島根森林管理署(林野庁)によって共同で

取り組んだ林業用苗木(コンテナ苗)に関する研究成果を発表したところ、優秀賞(2席/21課題中)を受賞しました。

 

 この研究では、1.コンテナ苗を出荷できるまでは従来2年間の育成期間を要していましたが、培地や肥料を最適化することによって

1年以内で育成できる技術を開発したことについて発表しました。2.また、苗木の植栽試験を行った結果、1年以内で育てた苗は成長が

優れており、また気象害にも強い傾向が認められました。

 

 1年生苗は育成期間が短いため、苗の生産コストを削減できるなどの多くのメリットがあります。島根県では1年生苗の生産は現場での

普及がすでに進んでいますが、当センターではさらにその生産効率を高める技術について全国的にも先進的に行っています。

 これらの研究が、島根県が推進している循環型林業の発展に大きく寄与できることが期待されます。

 

 なお、本発表は、昨年開催された近畿中国管内の発表会(同庁主催)で局長賞(1席/25課題中)であったことから、本年の全国大会に

エントリーされたものです。

 

写真1

1年で育成した苗(当年10月撮影)

 

 

写真2

植栽後16ヶ月の短期間で高さ1.5mまで成長したスギ

 

 

森林保護育成科

 

 

 

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