「紅葉の等検境縦走」を開催しました
令和7年11月28日(金)
山の紅葉があっという間に終わり、冬の到来を感じるこの頃です。
紅葉が見頃の11月8日(土)、第11回目のふれあい講座「紅葉の等検境縦走」を開催し、19名のご参加がありました。
等検境(とうけんきょう:標高916.3m)は県民の森吉田地区の山で、大万木山のすぐ北に位置します。ブナ林を歩くことが多い県民の森では、ススキが見られたり岩の道があったり、雰囲気の異なる山です。
10月は毎週土曜日に天気が崩れて雨続きでしたが、ようやく晴天となり、開放感あふれる眺望を楽しみました。
出発前に目的地の等検境を確認
広島県との県境峠にある毛無山駐車場
駐車場に隣接する展望台から、この日歩く稜線が一望できます。
県境沿いの尾根を歩き大万木山中腹(地蔵尊)を経由して、向かいに見える等検境までぐるっと歩きます。
黄葉が美しいブナの尾根道
広島県側にある登山口から出発(地蔵尊まで約45分)
急坂を登るとすぐにブナの尾根道に出て、地蔵尊まで小ピークを越えながら進みます。
ブナの黄葉もちょうど良い時期で、日差しに透ける様子がとても綺麗でした。
黄葉のトンネルがずっと続きます。
地蔵尊通過後、等検境へ向かうルートをさらに進みます。
眺望を楽しみながら等検境山頂へ
等検境展望台で休憩後、名無しの954mピークを過ぎると急に視界が開け、ススキの道に変わります。
向かい側には、鉄屋山~毛無山~大万木山と県境の山々の連なりが一望できます。
眺望を楽しむ参加者
登山道の両脇に、クロソヨゴの赤い実が鈴なりでした。毎年講座でも歩いているのですが、こんなにたくさん実がついているところをはじめて見ました。
山頂まであと100mの登りになると、岩の道に変わり、高さがどんどん上がっていきます。奥にみえるのが大万木山。ぐるっと歩いてきたことが実感できます。(いつのまにか雲が広がっていて天気が下り坂であることも・・・)
下山途中にみた謎のきのこ
下山途中でミズナラにポコッとついている丸いきのこをみました。こんな風に丸く木についているきのこを見たことがなく、不思議な印象です。
後日、当センターのきのこ・特用林産科でみていただきましたら、タマノウタケというきのこでした。
最後は造林地の中を一気に下りました。
この日は朝の受付時でも、「やっと晴れましたね」と参加者の皆さんから声をかけていただきましたが、お天気の日に開催できてほっとしました。青空と眺望も良かったですが、前半歩いたブナの黄葉の美しさが格別でした。
次回の山の講座は2月になりますが、スノーシュー歩きがあります。冬の県民の森を楽しんでいただける講座にしたいと考えておりますので、またご参加ください。
講座アンケートにお寄せいただいた感想をご紹介します
10月18日から11月13日までのWEB回答が集計にうまく反映できておらず、紙回答でお寄せいただいた感想のみになりますが、ご紹介します。
- 10年以上ぶりに県民の森の登山に参加しました。等検境ははじめてでしたが、とても良かったです。お世話になりました。
- 今回はお天気も良く紅葉がとても良かったです。落ち葉も赤や黄色で素敵な道でした。このコースは大好きです。
- 個人ではできない縦走ができるのは魅力です。続けてください。
- 個人なら難しいルートだけど送迎があるので助かります。紅葉も綺麗で最高でした。
- とても楽しい山でした。
- 青空も紅葉も鮮やかで、秋の登山を満喫できました。スタッフの皆さんの声掛けも楽しかったです。ありがとうございました。
県有林管理スタッフ
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