令和５年3月13日（月）曇りのち晴れ

「林業改良普及双書No.２０３『実践事例にみるコウヨウザンの可能性』発行のご報告とお礼」

　上記タイトルの文書とともに写真の本が私の手元に届きました。

　私の研究対象である「早生樹」とは、読んで字のごとく「早く生長する樹」のことです。

国産の主要造林樹種であるスギやヒノキよりも生長が早い樹種の総称として主に用いられており、コウヨウザンはその樹種のひとつです。

当センターでは平成30年度からこのコウヨウザンの研究に取り組んできました。

その最終年度となる令和4年8月に、一般社団法人全国林業改良普及協会様より原稿作成の依頼をいただきましたので、研究成果発表の一つとして

執筆しました。令和5年3月1日に初版本が発行され、製本されたものが本日ようやく私の手元に届きました。

本を手に取ると、執筆時の苦労が思い起こされ、熱くこみ上げてくるものがありました。

余談ですが、この本を正式に購入した同僚には私よりも早く届いていました。

本の内容は全国的な研究成果や造林事例を紹介するものとなっています。

この本を読めばコウヨウザンとはどのような樹で、どのような成長をして、どのような材質なのかを知ることができます。

早生樹コウヨウザンに興味を持っていた方やそんな樹種があることをはじめて知った！という方はぜひお手元に置いていただき、その知られざる世界へ

足を踏み入れていただければ幸いです。

（森林保護育成科安達）

2023年3月届いた本