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きのこのヒダの枚数は?

令和2年1月24日(金)晴れ

 

 

シイタケやエリンギの傘の裏には、薄いヒダがたくさん並んでいるのが見えます。

 

傘が小さいブナシメジやエノキタケでも、よく見ると、ちゃんとヒダがあります。

そして、同じきのこでも品種によってヒダの枚数が違う場合があります。

 

(写真)エノキタケ

 

エノキタケの傘の裏(マイクロスコープ画像)

 

 

当センター開発のエノキタケ品種「黄雲(こううん)」は、品種登録に向けた調査を実施中です。

品種登録されるための大切な条件は、黄雲が他のエノキタケ品種とは違う特徴を持っていることです。

このため、色、形、大きさ、栽培にかかる日数などを調べており、ヒダの枚数も観察項目の一つです。

 

ところが、エノキタケの傘は極小で、その裏にあるヒダを数えるのは目を凝らしても大変です。

そこで、マイクロスコープを使うと数え易く、記録も出来て便利です。

 

傘の中心から縁までつながっているヒダを数えると、上の画像の場合は33枚です。

 

なお、マイタケやキクラゲなど、ヒダのない種類もあります。

調理しながら、食べながらでも傘の裏を見る癖をつけると、きのこ鑑定の腕前が上がるかもしれません。

 

 

**きのこ・特用林産***

 

 

 

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