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県内の中国山地に拡がるニホンジカについて

 本県では、ニホンジカの増加による被害発生などの問題は、これまで島根半島に限られ

ていました。しかし、近年は県内の中国山地での目撃や捕獲が次第に増加してきました。

2014年にはベイズ法によって、260〜11,200(中央値1,100)頭が生息すると推定しま

した。これらのシカは、おもに58,000頭が生息する広島県からの分布拡大によるものと

推測されます。2015年度の捕獲数は、192頭と次第に増加傾向であり、広島県境の邑南町

70頭、飯南町36頭、奥出雲町19頭、浜田市16頭、美郷町11頭で多いですが、中国山地の

全市町で捕獲実績がありました。2016年に当センターで把握した県内の生息情報は以下の

とおりです。(マップonしまね内のニホンジカマップでも同様の情報を公開しています)

 

  • 2016年度の生息情報

シカ生息情報の図(2016年度)

 

 

  • 島根県の中国山地でのシカ捕獲数の推移

島根県の中国山地でのシカ捕獲数の推移のグラフ

 

中国山地で発生した林業被害の状況

 農作物への被害発生は、邑南町で水稲苗やムギ苗への食害をわずかに認めた過ぎませ

んが、林業被害は2016年には美郷町の2つのヒノキ若齢木に樹皮剥皮害を、また2017

には邑南町のヒノキ幼齢林で樹皮摂食害の発生を認めました。

 そのため、当センターでは目撃、被害発生、捕獲などの情報を収集して、シカの生息分

布域の拡大や被害実態の把握に努めています。

 

30年生ヒノキへの樹皮剥被害(美郷町)25年生ヒノキへの角こすり害(美郷町)

 

  • 30年生ヒノキへの樹皮剥ぎ被害(左、美郷町)と25年生ヒノキへの角こすり被害(右、美郷町)

 

 

樹皮摂食害によって枯死した4年生ヒノキ林

  • 樹皮摂食被害によって枯死した4年生ヒノキ林(邑南町)

 

 

4年生ヒノキへの樹皮摂食害

  • 4年生のヒノキへの樹皮摂食害(邑南町)

 

中国山地で撮影したシカ

飯南町の草地に出没した夏毛のメスジカ追う難聴の草地に夜間に出没した4尖角のオスジカ

草地に昼間に出没した夏毛のメスジカ(飯南町)草地に夜間に出没した4尖角のオスジカ(邑南町)

 

 目撃等の情報をお知らせください

 当センターでは、シカの生息情報の把握に努めています。
目撃や被害などの情報があれば、下記の連絡先までお知らせ下さい。

 

連絡先:東部、西部農林振興センター林業振興課、各地域事務所林業普及第二課

 または、中山間地域研究センター鳥獣対策科(電話:0854-76-3818、

 FAX:0854-76-3758、E-mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp)まで。

 

 

 


お問い合わせ先

中山間地域研究センター

島根県中山間地域研究センター
〒690-3405 島根県飯石郡飯南町上来島1207
TEL:0854-76-2025 FAX:0854-76-3758
Mail:chusankan@pref.shimane.lg.jp