農家民泊「いわみの藁屋」を中心にして、ウーフ（ＷＷＯOF)というホームステイ制度を利用して訪れる国内はもとより世界各国の若者たちの、優しい田舎の「お父さん・お母さん」役として、「女将さん・番頭さん」として二条の里の人の温かさと、田舎の自然の良さを味わっていただく、案内人の役を担っている。

　結婚以来、夫と共に「しめ縄作り」や「かずら細工」をおこなっていたが、１９９１年から、「しめ縄作り」の規模を拡大していくと、夫は海外や全国を忙しく飛び回るようになり、育児や家事そして仕事にと忙しく働き夫を陰で支えてきた。

　平成１６年から始めた農家民泊では、女将さんとして「いわみの藁屋」を切り盛りし、世界各国や日本各地から訪れる多くの若者たちの、いなかの母親役として、また地域住民との交流のパイプ役としての手腕を発揮し、大いに地域活性化に貢献されている。

　１９７１年から「しめ縄作り」「切り花栽培」に取り組み、１９９１年から「しめ縄作り」の規模を拡大させ、地域の高齢者を積極的に雇用して、内職の仕事を生み出し、交流を図っている。

　また、そのデザインも自分で考え、新しい時代にマッチした形を常に追求しつつ、都会地のデパートや問屋、近隣市町村のスーパー等への販路拡大に努めている。

　今後の地域活動推進と、地域活性力アップのためには、地域に欠かせない人的財産である。