栗原イチ子(くりはらいちこ)氏、栗原進(くりはらすすむ)氏
地元の伝統芸能である神楽を継承していく上でご夫婦が同じ思いで後継者育成活動に取り組んでおり、この活動により子どもたちが神楽団に入団し、また、高校卒業後も神楽を続けるために通勤可能な職場で働くなど地元に残り、10代から70代までの幅広い団員構成で神楽を演じている。
神楽は夫に誘われ、特産品の加工は妻に誘われと、おのおのが取り組んでいた活動を理解し、興味を持ち、協力し合っている。
神楽の公演や、特産品の加工、販促イベントなど、どこへ行くのも夫婦そろって参加している。
栗原イチ子氏
平成15年から大和加工センター利用者組合(特産品加工グループ)をつくり活動を行い、進さんも退職を機に加工センターを手伝い、夫婦そろって特産品の加工、販売、開発にとりくんでいる。
地区婦人会でも会の中心として、エコ活動やJR駅花壇の手入れなど環境美化活動の取組を積極的に行っている。
また、平成7年に大和村神楽同好会に入会。化粧方を担当し、団員の化粧や裏方として神楽団をサポートしている。夫である進さんと共に各地域、町外又は県外での公演活動を行う。都神楽団のメイクを継承していくため進さんと共に次世代育成活動を行っている。
栗原進氏
平成2年に大和村神楽同好会(現:都神楽団)に入会、同好会では会長を務める。囃子方の大太鼓を主に担当、また事務方として公演スケジュールの調整等を行うなど、神楽団の中心的存在。神楽の後継者育成のため、子どもたちに神楽指導を行っている。
また、地区の連合自治会長を務め、地域活性化のために「伝統芸能と光の祭典」や、全国から参加者を募集して実施した「尺鮎釣り大会」などを企画運営した。神楽と竹灯籠のイベントである「伝統芸能と光の祭典」は平成22年にしまね景観賞・優秀賞を受賞している。
また、仕事の経験を活かし、自治会の課題である地域防災についての計画書を作成中。
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