中本冨美江(なかもとふみえ)氏、中本憲昭(なかもとのりあき)氏
夫妻が栽培、保護した希少植物は、多くの方に見ていただけるよう「なごらんの里えびね園」(隠岐の島町)で無料公開され、訪れる人々を楽しませている。
「蓮の花を咲かせる会」が整備した蓮田は、初夏になると多くの蛍が舞い踊る神秘的な雰囲気をまとい、日中とは違う趣を感じさせる名所となっている。
このように地域資源の「花」を基調とした取り組みは、地域活性化に大きく貢献している。
中本冨美江氏
平成23年に「蓮の花を咲かせる会」を立ち上げ、冨美江さんが代表を務める。古代蓮(大賀蓮)をはじめとする様々な種類の蓮が隠岐でも見られるように、遊休田を活用した蓮の栽培に夫婦で力を注いでいる。
この取り組みは平成25年度隠岐の島町の「まちづくり事業」に採択され、蓮の新たな植栽と蓮田の整備を進めている。
中本憲昭氏
隠岐の貴重な植物が次々と絶滅していく状況を打開するため、平成元年から隠岐野生ラン増殖センター代表として絶滅寸前だったナゴランの種子保存、栽培を始める。旧五箇村や地元有志の協力を得て「希少林産物生産振興会」を組織。栽培技術を研究しナゴランの人工増殖に成功。
その他にもエビネやシシンランなど様々な希少植物の栽培、保護に夫婦で取り組み、地域資源を活用した地域の活性化に貢献している。
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