田中邦子(たなかくにこ)氏、田中俊■(目へんに希)(たなかとしき)氏
○石見根付の技法の再現、継承
明治時代以降廃れた石見根付を独学で研究し、現代によみがえらせた第一人者。
ふるさと学習の一環として小学校での体験活動などを実施。
≪根付(ねつけ)≫
江戸時代に印籠やたばこ入れなどを、着物の帯から紐でつるして持ち歩く際に用いた留め具。材質は黒檀、象牙など。※石見根付は、いのししの牙を代表的な素材として使用した作品。
○「石もひと役運動」を提唱
身近な石を使って町おこしを進めようと1995年に実行委員会を組織し、活動開始。
保育所、幼稚園、小学校において恒例の活動となっている。
著名人が江津を訪れた際には石を持参し、制作を依頼するなどの行動力もある。
町内外で「石もひと役」展を開催し、来場者を楽しませている。
○平成19年に「第30回記念日本の象牙彫刻展」に出品した石見根付作品で高円宮賞を受賞
これにより市民の中でも石見根付への興味が高り、また郷土に誇れる文化芸術として広く認識されるようになった。また昭和54年に木寿会(木彫り愛好家グループ)の立ち上げ、5年ごとに彫刻展を開催し、来場者からの注目を集めている。
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