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標高約１９０ｍの月山とその周辺の丘陵に築かれた中国地方を代表する大規模な山城跡で，戦国時代に一大勢力を誇った尼子氏の居城として有名です。尼子氏が城主であった頃には１１カ国に勢力をもち，大内氏や毛利氏と覇権を争いました。その後，城主は毛利氏，吉川氏と替わりましたが，江戸時代初めの堀尾氏の時に松江城が築かれ、元和元年（１６１５）の一国一城令により廃城になったと考えられます。

周辺には，尼子の重心で主君の尼子晴久に滅ぼされた尼子国久一族の屋敷跡である新宮党館跡など，戦国ロマンを感じさせるたくさんの遺跡が存在しています。

（二の丸地区復元建物）