浜田三次往還
石州浜田城下と備後国三次との交流は、古くから海運と江の川水運を主としていましたが、陸路も活用されていました。幾つかある主な街道のうち、ここでは浜田藩主の巡在や藩役人の回村の道であった街道をたどります。中世は戦の道として、近世は浜田藩の主要な道であったこの街道筋の村の中には、浜田領になったり銀山領になったりと時代情勢に左右された所もあります。また、有福温泉があるため藩主や安芸国からの湯治客、文人などが多く利用し浜田城下から続く道においては「お殿さま入湯の道」とも呼ばれていました。 しかし、何といっても最大の特色は「鈩製鉄の道」でしょう。鈩を中心に炭焼きや牛馬の飼育が盛んで、街道沿いの村の牛の数も非常に多く、牛馬市も最盛期には7〜8000頭が集まったといいます。さらに、石見海岸から産する品々を運ぶ「魚の道」としても活用されています。浜田三次往還は、石東の奥部を縦断する動脈だったのです。 |
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歴史の道探索上の注意 1.サンダル、スカートなどの軽装は控えましょう。 2.道路や線路などの横断には充分注意しましょう。 3.公道や民家などに駐車しないようにしましょう。 |
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