新田川で排水ポンプ車による排水訓練を実施
平成22年9月3日、これから台風の季節を迎えるにあたり、斐伊川水系三刀屋川支流の新田川樋門を閉鎖して、排水ポンプ車を使った排水訓練を行いました。
この排水ポンプ車は、平成18年7月の豪雨災害により、雲南市三刀屋町を流れる三刀屋川支流の三谷川や新田川が溢れ、沿川家屋や田畑の浸水、冠水による国道54号の通行止めなどの被害が発生したことを受け、島根県が初めて雲南県土整備事務所に配備したものです。
当日は炎天下にも関わらず、業務を委託されている(株)都間土建の方がきびきびと作業を行い、その様子を多くの方が興味深くご覧になっておられました。
また、訓練に先立って、地元の三刀屋小学校と斐伊小学校の生徒さんの応募から選ばれたポンプ車の愛称の発表と優秀作品の表彰式を行いました。愛称は、災害時に現地に急行し、水を吸い上げ、地域の人を救うという排水ポンプ車の役割をよく言い表した「きゅうたろう」に決まりました。表彰された方と作品は以下のとおりです。
最優秀賞 斐伊小学校5年 小沢興城さん「ポンプのきゅうたろう」
優秀賞 三刀屋小学校4年 小難波優花さん「ポンプ君」
優秀賞 斐伊小学校6年 澁谷 颯さん「スサノオ」
この排水ポンプ車は、25mプールの水(約300トン)を、約10分で空にする能力があり、浸水被害の軽減を図るため雲南県土整備事務所管内で作業を行うほか、市町村からの要請に応じて、県内各地に出動することになっています。
お問い合わせ先
雲南県土整備事務所
【お問合せ】雲南県土整備事務所 総務課 TEL:0854-42-9587