埋蔵文化財発掘調査
松江市まちづくり文化財課からのお知らせ
■城山北公園線(大手前通り)の工事に合わせ、松江市では埋蔵文化財の調査を行っており、適宜、現地見学会を開催し皆様方に紹介をしています。
発掘調査現地見学会の開催
日時 |
場所 |
内容 |
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平成27年5月30日 |
母衣町 一畑立体駐車場向かい |
江戸時代初期の屋敷の建物配置が分かる「長屋門」跡を検出。 |
平成26年10月18日 |
市道北田大橋線交差点 |
堀を渡ってくる敵の侵入を防ぐ築城技術である障子堀を発掘。また、漆塗りの茶碗やすり鉢などの生活用品が出土。 |
平成25年12月14日 |
南田町店舗跡地 |
大橋茂右衛門の家臣、大橋伊佐衛門の屋敷の礎石を検出。直径6cm程度の地鎮具と考えらえる「鉄球」、その他に同じく地鎮具と考えられる2つの桶や贈答用の塩焼壺、紅皿などが出土。 |
平成24年3月10日 |
南田町店舗跡地 |
大橋茂右衛門の与力の屋敷地を検出。屋敷境溝の変遷を確認。また、掘立柱建物の用地は台形状に整地される。堀尾期には建物はなく、畑として利用されていた。 |
平成23年4月9日 |
(母衣町) 調査成果発表会 |
松江城外堀石垣を検出。また、城下町造成以前の水田跡が出土。 |
平成23年2月11日 |
南田町店舗跡地 |
島石の建物基礎を検出。17世紀後半以降の陶磁器、キセル等の生活用品が出土。 |
平成21年11月4日 |
1島根ふるさと館前 2旧行政評価事務所南向 |
1当時の建物跡とゴミ穴などを検出。ゴミ穴からは大量のかんなくずやおがくずが出土。 2石組み水路とその下から素掘りの溝を検出。 |
平成21年3月7日 |
旧行政評価事務所跡 |
トイレ遺構や土留め遺構を検出。多数の陶 磁器類など出土。 |
平成21年1月24日 |
旧行政評価事務所跡 |
石垣や土坑を検出。多数の陶磁器類など出 土。 |
平成20年7月5日 |
裁判所前庭部分 |
石組遺構や用途不明の大型土坑を検出。多 数の陶磁器類や焼き塩壺など出土。 |
平成20年2月17日 |
裁判所前庭部分 |
石組遺構や井戸などを検出。多数の陶磁器 類や木箱など出土。 |
平成18年10月21日 |
旧ダルマ堂跡 |
石組み遺構やや礎石列を検出。胞衣容器や多数の陶磁器類などが出土。 |
平成27年5月開催 江戸時代初期の屋敷の建物配置が分かる長屋門
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平成26年10月開催 堀を渡ってくる敵の侵入を防ぐ築城技術である障子堀 |
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平成25年12月開催 大橋茂右衛門の家臣、大橋伊佐衛門の屋敷の礎石 |
平成24年3月開催 大橋茂右衛門の与力の屋敷地
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城下町遺跡発掘調査現地見学会の様子
日時 | 平成18年10月21日(土)10時〜12時 |
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場所 | 旧日銀支店長宅跡地 ダルマ堂跡地 |
主催 | 松江市教育委員会文化財課 (財)松江市教育文化振興事業団 |
調査概要
旧日銀支店長宅跡地 | ダルマ堂跡地 | |
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調査期間 | 平成18年4月24日〜12月末(予定) | 平成18年8月10日〜9月19日 |
調査面積 | 計画1,200m2うち10月現在750m2 | 65m2 |
調査原因 | 松江市歴史資料館(仮称) | 都市計画道路城山北公園線拡幅工事 |
平成18年度に実施中の城下町遺跡(旧日銀支店長宅跡・旧ダルマ堂跡)発掘調査について市民を対象とした見学会を開催しました。 今回の発掘調査では、旧日銀支店長宅跡から石組み遺構・木組遺構が、旧ダルマ堂跡から江戸時代のものと思われる石組み水路などが発見されています。 |
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見学会の様子
■お濠端の家(集合・受付場所)
出土した遺物や、城下町の地割などを示すパネルを展示しました。
あいさつ 松江市文化財課長 |
出土品展示 |
展示の様子 | パネル展示(地割) |
■ダルマ堂跡地
出土遺物や遺構の状況を、質疑応答を交えながら詳しく説明しました。
全景 | 屋敷側側溝の構築状況 |
大手前通り側の状況 | 側溝石材の刻印 「輪違い」の紋。堀尾家の家紋。 |
大手前通り発掘調査速報展
日時 | 平成17年11月26日(土)午前10時〜午後5時 平成17年11月27日(日)午前10時〜午後4時 |
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場所 | 市町村振興センター1階イベントホール (タウンプラザしまね) |
主催 | 松江市教育委員会 財団法人松江市教育文化振興事業団 |
調査概要
大手前通りの拡幅に伴う文化財の試掘調査を、平成17年9月〜10月に母衣町の松江地方裁判所敷地内で行いました。 調査は、裁判所の前庭に「トレンチ」という幅1.5m、長さ4m〜5mの試し堀りの溝を5本設けて行いました。 |
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展示会の様子
トレンチから出土した遺物、遺物・遺構の出土状況やトレンチの土層などを示すパネルを展示しました。
また、沿道の歴史を示すものとして、当土木建築事務所が主催して行った「大手前通りの歴史を調べる会」で作成したパネルも併せて展示しました。
出土品の紹介
出土品は「陶磁器の茶碗」「すり鉢」などの日用雑貨、貨幣などで、出土品から江戸時代の武士の暮らしを知ることができます。
火鉢
玉湯町の「布志名焼」で、大きさから一人で暖をとるためのものだと思われます。 |
すり鉢
胡麻や、芋をする際に使われ、当時は欠かせない日常の調理道具だったと思われます。 |
壺 | 軒瓦 |
問い合わせ
お問い合わせは、松江市歴史まちづくり部まちづくり文化財課まで。
TEL:0852-55-5294(文化財保護係)・5284(埋蔵文化財調査室)
FAX:0852-55-5571
お問い合わせ先
松江県土整備事務所
〒690-0011 松江市東津田町1741番地1 島根県松江合同庁舎 電話(0852)32-5719 ファックス(0852)32-5763 E-mail:matsue-kendo@pref.shimane.lg.jp