なんじゃもんじゃ
ヒトツバタゴ(モクセイ科ヒトツバタゴ属)
別名:なんじゃもんじゃ
学名:ChionanthusretususLindl.etPaxton(雪のような花)
英語名:Snow-flower-Fringetree
落葉高木
愛知県、岐阜県、対馬にだけ自生する珍木で、自生木は天然記念物に指定されているものも多くあります。
近年、生育地減少により絶滅危惧II類(VU)【絶滅の危険が増大している種】に指定されています。
松江のなんじゃもんじゃ
1940年(昭和15)、松江市出身の故杉坂治さんが、現在の韓国光州市で、自生樹から採種し育てたなんじゃもんじゃの苗木を、故郷松江市へ寄贈したものです。
杉坂さんは、松江農林第1期生として卒業後、朝鮮半島に渡り、長年造林行政に携わっていましたが、定年退官に当たり故郷への報恩の念を込め、なんじゃもんじゃをはじめ、現地の珍しい木々をたくさん贈ってきました。
なんじゃもんじゃは、北東アジアのごく限られた地に隔離分布する珍しい木で、日本では、長崎県対馬と岐阜県など東濃地方にだけ自生し、環境省の絶滅危惧種にも指定されています。
大陸系としての松江のなんじゃもんじゃは、東濃地方のそれより、花びらが長く繊細であることなど特徴があり、ふさふさとした花に覆われた樹相の美しさ、豊かさは格別ものがあります。
松江城二の丸のなんじゃもんじゃ
(提供:松江洞陀羅会)
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