山陰自動車道建設促進島根県民総決起大会’19が開催されました
山陰道(安来〜益田)の沿線市等で組織する山陰自動車道(安来〜益田)建設促進期成同盟会主催の「山陰自動車道建設促進島根県民総決起大会’19」が、9月28日(土)に江津市(江津市総合市民センター)で開催されました。
大会には、今月13日に就任された青木国土交通副大臣や、三浦参議院議員、初の大会参加となる丸山知事をはじめ、多数の来賓が出席し、一般参加者を含め約500人が、山陰道の早期整備を強力に進めるため一致団結しました。
冒頭、主催者である同盟会会長の楫野大田市長が「地方を元気にするためには、交通網の整備は非常に重要であり、企業誘致ひとつ取ってみても全国の高速道路網とつながらなければ、企業も関心を示してはくれない。」と山陰道の早期整備の必要性を訴えられました。
続いて行われた基調講演では、元松江国道事務所長の大石龍太郎氏が「山陰道は国家の大事業」と題し、高速道路が人口減少や人口定着の課題解決に有効であることや、公共事業は単に借金を増やすものではないことなどをわかりやすくご説明いただきました。
また、意見発表では、トップ金属工業の林田栄三専務取締役から、企業にとっての山陰道の必要性や早期整備の願いを直接聞くことができました。
大会最後には、同盟会副会長である山本益田市長が読み上げた決議文が採択され、同じく同盟会副会長の長岡出雲市長の発声の下、参加者全員で山陰道全線開通に向けて「がんばろう」を三唱し締めくくりました。
会長あいさつ
楫野弘和氏/山陰自動車道(安来〜益田)建設促進期成同盟会会長(大田市長)
開催地市長あいさつ
山下修氏/江津市長
来賓あいさつ
青木一彦氏/国土交通副大臣参議院議員
三浦靖氏/参議院議員
丸山達也氏/島根県知事
講演
講演者:元松江国道事務所長工学博士技術士大石龍太郎様
演題:『山陰道は国家の大事業』
意見発表
発表者:トップ金属工業株式会社江津工場専務取締役林田栄三様
テーマ:『世界中に「日本製」を届けるために山陰道なくして戦えるか?』
大会決議文
1.高速道路ネットワークの構築は、国が国民に等しく保障すべき基礎的サービスであるとの基本に立ち、整備の遅れに強い危機感を持つ地方の声に応え、全国のミッシングリンクの解消に必要な予算を満額確保し、山陰道を早期に全線開通させること。
2.現在事業中である「出雲・湖陵道路」、「湖陵・多伎道路」、「大田・静間道路」、「静間・仁摩道路」、「福光・浅利道路」、「三隅・益田道路」、「益田道路」について、着実に事業を推進すること。また、開通見通しを早期に公表すること。
3.高速道路本来の効果を発揮できるよう、未事業化区間の早期事業化を図ること。特に「益田~萩間」は、優先区間の「須子~田万川間」について、速やかに「計画段階評価」を終えて早期事業化を図ること。
4.山陰道をはじめ、地域の振興に不可欠な道路整備を着実に進めるために必要な予算の総額を拡大すること。
5.長期的・安定的な道路整備・管理の促進のため、新たな道路財源を創設するとともに、防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策を着実に実施するための予算を確保し、整備の遅れている地域へ重点的に配分すること。
お問い合わせ先
高速道路推進課
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