一般国道９号益田道路遠田インターチェンジから久城インターチェンジまでの１．７kmが、平成２２年３月２７日（土）１５：００に開通しました。これにより、益田市遠田町から須子町までの７．８kmにおよぶ益田道路区間が、同時に開通した一般県道久城インター線を介して一本の道路でつながります。益田市街地の交通混雑の緩和、救急医療環境の向上などの様々な効果が期待されるほか、萩・津和野へのアクセス向上による観光振興にも貢献します。

１．一般国道９号益田道路

　・延長：Ｌ=７．８km【前回開通Ｌ=３．３km（暫定２車線）、今回開通Ｌ=１．７km（暫定２車線）】

　・経緯：平成８年度事業化、平成１２年度工事着手

　２．県道久城インター線

　・延長：Ｌ=２．５km【前回開通Ｌ=１．６km（完成２車線）、今回開通Ｌ=０．９km（完成２車線）】

　・経緯：平成１３年度事業化、平成１５年度工事着手

　３．市道中吉田久城線

　・延長：Ｌ=０．９km【前回開通暫定２車線、今回開通完成４車線】

　・経緯：平成１０年度事業化、平成１５年度工事着手

　遠田インターチェンジ付近　　遠田地区〜久城インターチェンジ

　開通式は１５：００の開通に先立ち、旧益田工業高校の体育館において、知事をはじめ、県選出国会議員、県議会議員、用地提供をいただいた住民の方など約２５０人が出席して行われました。この中で知事は「益田道路の開通による、益田地域の産業や観光の振興、緊急医療への貢献などに期待している。また、高速道路の整備は国全体の公平性を図るための課題として、山陰道の早期全線開通に向けて引き続き努力していきたい。」と述べました。

　開通式の後、場所を久城インターチェンジ付近に移して、マテバシイの植樹、テープカット、くす玉開きなどが行われました。くす玉開きでは、地元吉田小学校、安田小学校の児童のみなさんが作成した「開通おめでとう！」と書かれた垂れ幕が、春の爽やかな青空にたなびき、開通の祝賀ムードに花を添えました。その後の「記念ウォーク」では家族連れなど約２，０００人の市民が真新しい道路上を自由に歩いて開通を祝いました。

　遠田町地内から久城側を望む　　久城町地内から遠田側を望む