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裏匹見峡周辺で見られる昆虫類

    

オサムシのなかま


甲虫の仲間。飛ぶことができず、地上をはい回ってミミズやカタツムリなどを食べて生活をしています。オサムシの仲間は飛べないため、行動範囲が限られ、昔の生息分布がそのまま残されています。近年になり、その分布が注目され、各地で研究が進められています。


・マイマイカブリ:オサムシという甲虫の一種。ほかのオサムシの仲間と比べて頭の部分が細長いのが特徴です。マイマイとはカタツムリのことで、この虫はカタツムリを主食にしていることからこの名が付けられました。細長い頭をカタツムリの殻の中まで差し込んで中身をすっかり食べてしまうのです。

オトシブミの仲間


体長5〜6mmの甲虫の仲間。葉の上で産卵した後、その葉で卵を包み地表に切り落とすので、この名前が付けられました。オトシブミは30種類以上が知られていますが、種類によって卵を産む植物が決まっています。

 オトシブミの画像

オトシブミ


 

 

アゲハチョウの仲間

     
大型で美しい黒、黄、青などの色とはねの模様に気をつけて観察しましょう。親は自分の食草以外には産卵しません。卵は普通4週ほどで親になります。黄色のものはは明るいところ、黒色のものは林を好んで飛びます。


・ギフチョウ:アゲハチョウの仲間である美しいチョウ。アオイの仲間を食草にしていますが、近年その生息地が破壊され、絶滅の危機においやられています。
ギフチョウの写真
ギフチョウ


  

      

シジミチョウの仲間


小形で触角に白黒のまだら模様があります。幼虫は扁平の楕円形をしています。

  
・ウラクロシジミ:マンサクを食樹とするチョウ。5月ごろ、丸い穴をあけた若葉の近くを捜すと、緑色の愛らしいワラジ型の幼虫を見つけることもできます。



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