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裏匹見峡の地形

このコースに沿って流れている広見川は、恐羅漢山を中心とする中国山地脊梁(せきりょう)部の広大な地域から水を集め、水量の多い県下最大の渓谷をつくっています。

  

広見川は、標高350〜500mくらいのところを流れており、両岸の山々は750〜900mもの標高があります。河原から稜線までは400mもあり、この谷の深さがわかります。

  

地形・地質裏匹見峡画像

  

遠くから谷を眺めると、英語のVのような形をしています。これは長い年月をかけて硬い岩盤を少しずつ削り取ってできたもので、このような谷をV字谷と呼びます。
  

広見川はジグザクに何回もうねりながら流れています。このような川の流れを蛇行といいます。磁石で流れの方向を調べると、北東から南西方向と南東から北西への流れが多いはずです。これは、このあたりに発達する断層や岩石の割れ目のためで、川の流れはこれらの方向と一致しています。

    


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